1.Platinum900『Free (At Last)』
バンド名の由来が白金台の一軒家に住む50代のブルジョアおば様がリビングのマークレビンソンで聴いてそうな音楽を目指してのことと言うのが面白い。渋谷系的なオシャレさを持ったレアグルーヴ。スウィートルームのparis matchという雰囲気。
2.ICE『We're In The Mood』
渋谷系クール・グルーヴの男女ユニット。いきなり「GET DOWN, GET DOWN, GET DOWN」で最高のスタートが切り出される。「DRIVE」のドライブ感が最高。
3.Keiko Project『Compositions』
ジャズ・ピアニスト、キーボード奏者・土居慶子のプロジェクト。普通に洋楽みたいな雰囲気で、ディスコディーバっぽい。LA録音のようでCOLORED MUSICのような正体不明感が良い。
4.ANNA BANANA『High-Dive』
ORIGINAL LOVE田島貴男プロデュースだけあってオシャレで最高なグルーヴに仕上がっている。「秘密」は隠れた名曲。定時上がりのアフターファイブ、まだ絶妙に明るい空を高層ビルから眺めながら聴く作品。
5.Night Tempo『Neo Standard』
ネオ・シティポップっぽい感じという印象があった氏の作品だが、アルバムタイトルにあるように、今やこういった雰囲気のサウンドがワールドスタンダードにあるような気がする。K-POPっぽい印象が強く、音数が少なくて4つ打ちのクラブ間のあるグルーヴが洋楽にしろ、TikTokで流行る曲のオーソドックスになりつつある。新しくもあり、90年代のマハラジャや00年代の乙女ハウスっぽくもある。
90年代渋谷系の雰囲気。ピチカートファイブっぽいが、ジャジーでアダルトな雰囲気がある。インストの「欲望~Peanuts So Druggy」とか結構良い。
7.ram jam world『ram jam world』
ドラムンベースやジャングルを主とした朝本浩文の音楽ユニット。「嘘つきな裸」が名曲すぎる。
8.Maxwell『Now』
落ち着いた雰囲気のネオソウルで、豪華ホテルのダブルベッドで大の字になって窓辺から夕陽を眺めているような贅沢で癒しのひと時を堪能することが出来る。
9.Aaliyah『Age Ain't Nothing But A Number』
「ようやく座れた」みたいな安堵感、休憩の雰囲気がある。「Back & Forth」とか最高。「No One Knows How To Love Me Quite Like You Do」もオシャレで良い。青山や新宿あたりのアパレル店で流れてそう。
10.Mary J. Blige『What's The 411?』
「Real Love」が最高過ぎる。オシャレだがどこか切ない感じもするトラック。この頃のR&Bはほぼヒップホップとマッチしたコンテンポラリーな雰囲気があって、それが都会的な洗練された雰囲気を醸し出しているような気がする。ホテルとか休める場所で聴きたい。
以上。