1. Brian Eno, David Byrne『My Life in the Bush of Ghosts』
サウンド的にはデヴィッド・バーン率いるトーキング・ヘッズ寄りに思うが、トーキング・ヘッズのプロデュースも務めたブライアン・イーノとの共同作品である。実験的な要素やアンビエント的なエッセンスはイーノによるものか、ほとんどインストであるのに民族だったり、幅広いスタイルで展開していっている。
2.Electrodomésticos『¡Viva Chile!』
80年代っぽいポスト・パンク。と言っても激しさよりも実験的な要素が多く、インダストリアルやテクノとかに近い気がする。ボーカルっぽいボーカルが入っていないで、サンプリング的なテープ・ミュージックっぽい感じ。
インストのクラウトロックはどこかお勉強感があってシンプルで硬派なのに奥深い。ノイズのSEが開幕から鳴っている「Negativland」がカッコ良い。途中メロディが消えてノイズだけになったり、テンポが変わったり、展開も多い。リチャード・ライアンズのバンド名の元ネタか?
4.Console『Herself』
映画のサントラのような雰囲気のインスト作品。「A Homeless Ghost」は歌モノだったり、一部歌モノも含まれる。ジャンル的にはトリップホップに近い印象。昼ぐらいに本が置いてある薄暗い無機質カフェで聴きたい。
5.Melvins『Houdini』
やっぱりストーナーロックは最高。「Sky Pup」は80年代ポストパンク的なサウンド。
6.Jürgen Paape『Kompilation』
ミニマルテクノと言う感じで、シンプルで洗練された音色の中でボーカルがあったりなかったりする作品。ハウスっぽくもあるので、厳密にはテックハウスみたいな感じ。
7.Tad『Inhaler』
犬とラジコンという微笑ましいジャケながら内容はグランジ。
8.Foals『Total Life Forever』
アクエリアススパークリングのような、爽快感のあるロック。「After Glow」とか素晴らしい。「Alabaster」もチルい名曲。
9.CONDOR44『00203』
インディーロックって感じのサウンドで下北系っぽい。シューゲイザーのようでもグランジのようでもある。UKロック感のある「in pastime」とか最高。
10.Minami Deutsch『With Dim Light』
インストのクラウトロック。どこかサーフ感があって昔のプログレっぽい感じもある。「I've Seen a U.F.O.」とか繰り返しのベースのリフが心地良いし、サイケっぽい。「Don't Wanna Go Back」も9分強あるが繰り返しのベースリフが最高。
以上。