1.Ramatam『In April Came The Dawning Of The Red Suns』
「The Land / Rainy Sunday Evening」からエモーショナルで森田童子みたいな感じ。かと思えば「Betty Lou」からはゴリゴリのロックンロール。と思いきや「Bounty On My Table」「Downrange Party」とか「愛をとりもどせ!!」みたいでハードロックって感じがしてカッコ良い。
2.Klan Aileen『Milk』
ダブのようなオルタナ。シューゲイザーのような感じもするが、80年代のアングラシーンのようなサウンド感がある。ゆらゆら帝国をもう少し音響系にした感じ。「Infra」のメロディ中毒性がある。
3.矢野顕子『Japanese Girl』
ジャジーで大人びた雰囲気がする作品で、アングラ感も感じる。
初期のBONNIE PINKを彷彿させる雰囲気で「電話線」など艶っぽい雰囲気で良い。
4.Forest Law『Zero』
70年代のサイケファンクのような雰囲気で「Niceties」とかトロピカルでベースの鳴りが良い。「Til The」で唐突に日本語ナレーションが始まるのでビビる。
5.Lil Yachty『Let’s Start Here.』
ピンク・フロイドみたいな「the BLACK seminole.」を開幕にして、ファンク/ソウルな「running out of time」。「WE SAW THE SUN!」からのシームレスな「drive ME crazy!」への遷移とそのグルーヴと浮遊感。ポストVaporwave的な感じもするし、全体的にプログレみたいな感じがする。
6.KEN ISHII『Garden On The Palm』
表題曲のなんとも言えないシンプルな雰囲気。庭が地平線まで広がっているかのような開放感。次曲の「Loop」は名曲で、これまた地球の自転及び自然の流れを感じさせる。全体的にAphex Twinの初期アンビエントワークスのような雰囲気。
7.cephalo『wind surfing school』
シューゲイザーで、「NocturnE」から、もう日が落ちて来始めたか雨が降る前のような白い空が似合う。「夜窓」は日が落ちて、黒とグラデーションのピンクやオレンジ、ブルーが似合う夕方を感じる(夜窓だから夜聴いても合うかもしれないが、印象はまだそこまで遅くない夜って感じ)。
8.Black Disco『Night Express』
夕方の空が完全に暗くなったくらいから聴きたい。まるで電車に揺られているかのようなグルーヴ感。「Oh Happy Day」とか最高。「Echo On The Delay」を聴きながら帰路をとぼとぼ歩きたい。ケープ・ジャズ最高。
9.Fla$hBackS『FL$8KS』
トラックもディスコ・ソウルを基調にしたビートで夕暮れ時にチルしたい時に最高。「Young Goku」とかクセになるキラーチューン。ラストのインスト「Nextin' Out」もクールでカッコ良いが、全体的に10年以上前の作品に感じない。
10.New Fast Automatic Daffodils『Pigeonhole』
ミドルテンポで程よいグルーヴの「Fishes Eyes」とか夕方頃から始まる祭囃子のような感じで、中毒性がある。ESGのようなポストパンク感というか、ノーウェーブ感がある。ミニマルな雰囲気でドラムとベースが要となってグルーヴを生んでいる。ダブっぽい。
以上。