Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

きおくにないことはなかったこと きおくなんてただのきろく

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☟今はもう一人の人間の人生をほとんど追体験できるような世の中になった気がする。下記記事にも書いたが、歴史に残るような人物でなくても日々の生活の記録を残し、それを第三者が見ることができる世の中になっている。

angrybreakfast.hatenablog.com

一つのネガティブな経験に影響されてどん詰まりしないためにも、いろんな生活及び可能性・パターンを知ることで、少しでも生活にゆとりができ、人生を豊かにすることだろう。

「そいつの一生を要約するとしたら、そういった日々の変わらない日常は省かれる。結婚だとか離婚だとか、出産だとか転職だとか、そういったトピックは残るにしても、日々の生活は削られる。地味で、くだらないからだ。でもって、『だれそれ氏はこれこれこういう人生を送った』なんて要約される。でもな、本当にそいつにとって大事なのは、要約して消えた日々の出来事だよ。子供が生まれた後のオムツ替えやら立ち食いソバ屋での昼食だ。それこそが人生ってわけだ。つまり」
「人生は要約できない?」
「ザッツライト」
出典:モダンタイムス(上) (講談社文庫) | 伊坂 幸太郎 |本 | 通販

―――日記の効能

ただ頭で考えているよりも、日記をつけたり、自分の考えや感情を書き出したりするほうが、高度な心理的処理を要するため、気持ちの整理やストレス・不安の緩和に役立つことがわかっている。また、書き出す内容に、よかったことや感謝していることも含めると、さらに寝ざめのいい長い睡眠が取れる。不安で夜眠れない大学生を対象としたある調査で、1週間、毎晩寝る前に日記を書くよう指示された無作為抽出グループは、就寝時のストレスや不安の緩和、睡眠時間や睡眠の質の向上が見られたと回答した。

www.dhbr.net

日記をつけているあいだ、「私」が消えるからではないでしょうか。いつも忙しい「私」が、そうやって忘れられている束の間、少しだけ休むことができるのではないかとおもいます。
 
「私」が消える、それは死ぬことに似ています。日記は、私が本当に死んだあと、遺書の役割を果たすかもしれません。そう考えてみると、日記をつけることは、様々な文脈で「死を想う」こととつながっていたようです。

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―――日記、記録について

日記というものは、気になった人や好きな人のしか見たくないみたいな感覚はあるだろうが、わかりやすく言うとブログがもう日記のようなものだ。

☟noteで面白い記事があったが、これがなかなかアナログの手帳を使いたいと思わしてくる。今はEvernoteやらOneNoteなどのオンラインメモ帳的なものが便利で個人的にはそれを使うことが多いが、どんな場面でも即座に表現するとすれば紙の手帳が優れている場合がある。つまり文字だけでは表現しきれない場合も図や絵で表現できるのだ。

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―――Blog Is Dead

本も映画も省略化され、ブログもSNSによって省略化された。それほどまで事細かに時間を割くことにためらいがあるのだ。まっとうな書籍などではないので、こんなブログなんかも便所の落書き程度でしかないのだ。

書籍

中原昌也中原昌也 作業日誌 2004→2007』

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好きなアーティストのファンブックでは日記が載ってることもあるが、中原昌也の作業日誌とかは面白くて何周でも見れてしまう。おすすめの映画や音楽も紹介されていて参考になる。在宅を極めたりしていて最高。

川尻こだま『川尻こだまのただれた生活 』

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自堕落具合が共感できるし、ゆるい漫画が面白い。自堕落ライフハックあるあるネタがわかり過ぎる。こういうマンガは読んでても悲観することがないので良い。塩を舌先につけてそれを酒で洗い流す限界つまみだったり、真似すべきでなさそうな日常のチップスが散らばっている。現代版漫画版徒然草って感じ。

楽しいことしか起きない! 福田ナオのわくわくインターネット生活

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幼少の頃からインターネットに触れてきた自分史とオタクな日常を描いた漫画。好きなコンテンツに触れるのを夢見がちだが、実際はファンのままかクリエイターになるしかその楽しさを享受出来ないのでは、という結論に至る。

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中年男子の日常

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JKに偽装した中年男性らしいテーマの四コマ漫画。実際の読者からの感想を集めた感想欄を見ながら漫画を読むというWeb的な漫画。

ブログ

やーこ

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エピソードトークが豊富で、タイトルから少し危ない話なのかと思いきや、中身はすべらない話のオンパレード。タイトルとは裏腹に誰も傷つかないほっこりするような話が多くてつい読んでしまう文才がある。

筒子丸

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基本的に風俗ネタなどのシモの話題が多く、ケンコバの話を聞いているような感覚になるが、臨場感があり、レビューとしてはかなり惹き込まれる文章になっている。

生きたい僕と死にたい僕

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何の気なしに上京してホームレスをしている若者の記録。内容や誤字を気にせず記入している感じなど、リアル感が凄い。更新が途中でなくなっていこうどう過ごしているのかが気になる。

落下星の部屋

rakkasei.syogyoumujou.com

つい最近まで更新があったブログだが、今読んでもいつ自分がこうなるかわからないという不安と日に日に悪化していくことにどれだけ自分が耐えられるかという点で身につまされる。

30歳前後で離婚して以来、ずっと独身を貫いている。テニスやスキー、スキューバダイビングが好きで、自宅マンションには天体観測用の望遠鏡やパソコン、カメラなどの品々が並ぶ。仕事に趣味にと精力的に過ごす一方で、無類の酒好きを止める相手はいない。いつしか医師から糖尿病(2型)だと告げられた。

不整脈の症状もあり、毎日薬を服用して定期的に医師の診察を受けるようになったが、自覚症状は薄く、不健康な生活が改まる気配はなかった。冒頭の引用はその果てに起きた“入り口”の出来事といえる。

右目失明。運転免許を返納し、視力回復に望みをつないで2年ほど通院して検査したがよい兆候は現れなかった。それどころか、数年と経たないうちに神経障害や腎臓障害など、糖尿病でよく起きる複数の合併症が頭をもたげるようになってきた。理由は本人もよくわかっている。

toyokeizai.net

 

以上。