1.Artists United Against Apartheid『Sun City』
まるで映画のようないかにもな80年代風の音楽。Run-DMCやマイルス・デイビス、ジョン・オーツやピーター・ガブリエルなど豪華アーティスト揃い。後半はジャズ要素が強い。最高過ぎる。
2.Von Lmo『Tranceformer(Future Language 2001)』
ずっと同じテンションで聴くことが出来る。泥臭いパンクめいた感じのNo Wave。物凄く突飛な訳ではないが、かと言っておしゃれと言う感じでもない。
3.Moebius Plank Neumeier『Zero Set』
初期のアヴァンギャルドなKraftwerkのような雰囲気。テクノと言うジャンルが生まれる前の作品でジャーマンテクノの源流のような感じ。激しくないDAF。テクノのノイバウンテンみたいな感じ。
4.MELON『新宿ブレードランナー』
プラスチックスのメンバーの別プロジェクト。「DO THE PITHECAN〜HAPPY AGE」の中毒性・ファンキーさ最高。当時のニューウェーブ的なノリを思う存分味わうことが出来る。タイトルとジャケのトリッキーさだけでなく楽曲のオシャレさもディスコチューンも心を躍らせる。
5.Polyphia『New Levels New Devils』
純粋に演奏がカッコよい。複雑なパートもギターが歌ってるように弾かれていて惹かれる。艶っぽいギターが色気があってバーで流れていたら思わず長居してしまいそうな勢い。
6.OXES『The Fourth Wall』
ポリフィアに続いてマスロックだが、不規則なドラムやギターの展開がどう攻めてくるのかが面白い。ギターのフレーズを何フレーズも聞くことが出来、ライスおかわりし放題のラーメン屋のようなジャンキーでかつすっきりさっぱりした感じが良い。
7.Kazuki Koga『The Summit of the Gods』
GORGE(ゴルジェ)とは
ロッククライミング/登山の電子音楽的解釈として知られているGORGE。インド/ネパールの山岳地帯で生まれ日本で発展したと伝えられているが、その実体は独自の暗号と伝説によって曖昧に定義されている。
確かに山岳信仰的な雰囲気を感じる。BoredomsやFishmansのような太陽信仰を垣間見るサウンドがあるのだとしたら、これは確かに山伏が険しい山道を、濃い霧の中を勇ましく歩むような様が彷彿されるサウンドだ。クラブ的であり、同時にインダストリアルなサイケ的な盛り上がりもある。
私が提唱して拡散した音楽ジャンル、ゴルジェが、海外の有力音楽サイトBandcampで特集されました!! これはなかなかに凄いことなのでは、と一息。しかしまだまだこれからだ。あと1000年くらいのスパンでやりたいぜ。https://t.co/0jDwFBXpO8
— toki takumi / hanali (@tokita93) June 15, 2022
8.Renato Mendes『Electronicus』
オールディーのスロットマシンのBGMのような、YMOの1stのような雰囲気の楽曲多数。シンセのブリブリ感とディズニー感。シンセ版ラウンジミュージックというかボサノヴァという雰囲気。酒や薬でトリップした先の快楽や夢の中のような感じでディズニーリゾートのホテルで酔っぱらった状態で聴きたい作品。
9.NINO NARDINI, EDDIE WARNER, ROGER『Space Oddities: Studio Ganaro (1972-1982)』
複雑なリズムパターンとうねる・響くシンセの音が心地よい。初期の初期のクラフトワークっぽいサイケデリックロック・クラウトロック感がある。
10.Various『Release Your Mind』
いかにも魂の解放というべき激しいインダストリアルロックやらハードコア。インド風のゆったりめのサイケもある。都会の深夜の誰もいない裏町の街角に背を持たれて聴きたい、さまよい歩きながら聴きたい楽曲群。
以上。