1.Caustic Window『Compilation』
変態Aphex Twinの変名作品。全体的にハードコアで、通常名義の作品『Come to Daddy』よりもIDM、インダストリアル感が強い。アシッド感の強い「Fantasia」も変態的で「The Garden Of Linmiri」はほぼMescalinum Unitedリミックスのような雰囲気。
2.Plastikman『Recycled Plastik』
ミニマルなリズムとアシッド感のあるシンセ。リズムボックスのパーカッションの鳴りが心地よい。作業感覚で流し聞きしてるとトランスしてくる。
3.VTSS『Identity Process』
ミニマルなハードコアでボルテージも上がるし耳障りでないのが良い。ずっと聴いているとトランスしてくるタイプの野外フェスやクラブイベントの開幕で聴きたい雰囲気。
4.Kakuhan『Metal Zone』
インダストリアルテクノっぽいが、テクノほどリズミカルでもない。ただ電子的なアプローチが多いので、IDMやグリッチ的な感じはある。
5.Coil『The New Backwards』
NINやConsolidatedのようなインダストリアルロック。EBMのような雰囲気もあり、実験的な要素もある、エレクトロ版Swansみたいな感じ。
6.Bogdan Raczynski『Samurai Math Beats』
DIY感のあるIDM。Aphex Twinと竹村延和の中間のような子供が熱を出したときに見る夢のような作品。拙い日本語のようなタイトルとドラムンベースが最高。
7.Shizuo『Shizuo Vs. Shizor』
デジタルパンクという感じで音割れ気味のスカムなブレークコアにノイズやシンセが乗っかったジャンク100%な作品。下記noteに詳しく詳細をまとめている記事があるが、本作は最初で最後のShizuoのアルバムである。
8.CHANDRA『TRANSPORTATION』
Suicideを彷彿とさせるNo Wave感を纏ったニューヨーク・ポスト・パンクの80年代らしい作品。米津玄師よりもストレートな不協和音のシンセサイザーの嵐が癖になる。
9.Ozric Tentacles『Pungent Effulgent』
冒頭の「Dissolution」から引き寄せられ、徐々に盛り上がってくる感じの焦らしプレイが最高。唐突にスピード感・スペース感のあるギター・ベース・ドラムの炸裂。かと思えば「Phalarn Dawn」でスローテンポで民族的な雰囲気のあるイージーリスニング。
10.JAPAN BLUES『JAPAN BLUES MEETS THE DENGIE HUNDRED』
ロンドン在住のハワード・ウィリアムズが日本人シンガーと三味線の名手と共に作成したオブスキュア・ダブ作品。日本でのフィールドレコーディングとアンビエントのようなリバーブがエグい民謡による多国籍な作品。
以上。