1．Emapea『Bees, Trees & Flowers』
カセットのプチプチノイズやら、サンプリングやらを使ったダブっぽいビートやら、昼時に聴いて一息つく時に最高。
2．Flamingosis『Bright Moments』
開幕「Bright Moments」からジョージ・ベンソンのような爽快な走り出し。全体的にはビートテープのようなジャジーなトラックという感じだが、生演奏のストリングスにギターやホーンの音の鳴りが良いし、Chicのようなディスコ/ファンクっぽい感じでゴージャス。ミニマルだが、淡々と無機質に続く訳では無く、展開を楽しめる。
3．edbl『2010 Mixtape』
全体的に１曲2～3分なので短いが、クオリティが高い。これ以上多くても短くて持っていういい塩梅。「Get It Right (feat. Lazy Eyez)」「Lena (feat. Kofi Stone)」とかジャジーでおしゃれ。表参道か銀座で流れていたら最高。
4．沈黙を語る人『リップクリームを絶対に隠さないことに決めた』
B'zや岡村靖幸のような長いタイトルの楽曲群が並ぶ。ただ中身は結構IDMなハードテクノだったり、タイトルと曲の雰囲気があまりリンクしていない怪楽曲。「自殺幇助ソングと自殺撲滅ソングを別々に」に盛り上がるビート。
5．HANDSOMEBOY TECHNIQUE『ADELIE LAND』
「A Walk Across The Rooftops」から最高の幕開け。明るく陽気なダンスミュージックって感じで、FPMのようなファンタジックな世界観で渋谷系的な雰囲気もある。「Season Of Young Mouss」とか最高なラップチューン。
6．DeBoyThando『MDLIKIDLIMUSIEK.』
タイトルの割には7分強ある「Intro (feat. M-kaySa & Khekhe Styles)」のインストでチルなビート。まるでテクノのようなシンセのリフとシンセベースの「HVRII24 (feat. Hash Dedeejay)」に、ラップが加わった若干トロピカルな「Mdlikidli Usiphatelen (feat. KIROW & Emo Blxck)」。
7．Bugseed『Life Cycle』
出だしの「Amore」から映画の開幕みたいなクールなビート。ビートが入ってくるまでのイントロが最高。30分強という短さだが、全体的に映画のサントラのような感じで入り込める。
8．Contact Lens『ICE IN THA VEINS』
contactlensarchive.bandcamp.com
ほぼVaporwaveだが、リリースされた年は2012年なのでかなり黎明期に生まれた作品。ただビートが付与されていて、単なるアブストラクトな音楽ではなくヒップホップ的な雰囲気になっていて「I WANNA DIE PT. I 」やらはラップがスロー再生されたような音声も含まれている。
9．Devon Hendryx『Dreamcast Summer Songs』
JPEGMAFIAとして広く知られる氏のビート作品。開幕「Power Stone ☀」から爽快なビート。NujabesもサンプリングしたLuiz Bonfá「The Shade of the Mango Tree」をベースにした「Phantasy Star ☫」。どこかVaporwave的な雰囲気も感じる。
10．Friendzone『Collection I』
岡田有希子の写真をジャケの使ったビート作品。内容はチルウェーブ的なアンビエント風のヒップホップビート。これまたどこかVaporwaveっぽいノスタルジックなエモさがある。COLLECTIONシリーズではどれもジャケに岡田有希子が使われているのも何か意味があるのかと思ってしまう。
以上。
