1.Neil Young With Crazy Horse『Zuma』
「Don't Cry No Tears」から癒しのフォークロック。次曲の「Danger Bird」のくたびれた感じのローテンポのギター、ドラムが良い。
2.Curve『Doppelgänger』
ビートやベース自体はNINのようなインダストリアルな雰囲気だが、ボーカルやギターのディストーションはシューゲイザーで、「Ice That Melts The Tips」とかビッグ・ビートのような爽快感さえある。
3.Pippo Spera『A Buen Puerto』
ラテンは最高。どこか60~70年代の映画のようなオシャレさがある。ボサノヴァっぽい感じがするが、ギターの音色やパーカッションが夕方のような日が沈むころのような揺らぎを彷彿とさせる。一発目に来る表題曲はアブストラクトなイントロから、リバーブの効いたギターとスキャットが哀愁漂う。全体的にパーカッションとギター、声のみでシンプルなのに名盤。少しシンセみたいな音もするが、なくても良い。
4.Red Hot Organization『TRANSA』
RHOはポップ カルチャーを通じて医療への平等なアクセスを通じて多様性を促進することを目標とする非営利組織とあり、サム・スミスなどが参加している。まだ空が白い時間帯、ジャケのような感じの場所と時に聴きたいタイプのチル系ミュージック。ただディスク5枚分の4時間弱あるので、聞き終わる頃には夜になっている(場合によっては深夜)。出だしはアンビエント風だったものの、内容はフォーク/カントリーな雰囲気。自然が感じられる環境で聴きたい。
5.Deerhunter『Microcastle』
温かいもの飲む前のような優しいボーカルで、夕食前に台所から温かい空気を発しているかのようなサウンド。「Never Stops」の軽快なドラムとミニマルなベースリフが心地良い。「Little Kids」のフェードアウトの仕方がカッコ良いし「Saved By Old Times」もベースリフがカッコ良い。
6.Alice In Chains『Dirt』
「Them Bones」の開幕のシャウトから最高を感じられる。「God Smack」のサビも中毒性があってアガる。
7.Soundgarden『Superunknown』
「ガストロンジャー」のようなギターリフの「Let Me Down」から最高。
8.Shirlette Ammons『Spectacles』
下北沢のアメカジファッションの古着屋で流れてそうな雰囲気。ラジオのように流れるインタールード「On Spectacle」。スタイルは様々だが、ジャンル的にはR&B。
9.Cleo Sol『Gold』
ジャケのような場所で聴けたら最高。温かい波に揺られながら「Reason」とか聴きたい。「Please Don't End It All」のピアノの音色とゴスペルっぽく盛り上がるサビのコーラスも癒される。「Life Will Be」はイントロからキラーチューンで最高のラウンジ感。
10.Hildegard Knef『17 Millimeter』
ドイツ出身の女優、シャンソン歌手。「Wer War Froh, Dass Es Dich Gab?」から感動。90年代末というのもあって、ニュージャックスウィング的なスクラッチをアクセントにした楽曲も多く、R&Bやジャジーな作風を基調にしている。この時点で70歳を超えているので晩年の作品となる。「Im 80. Stockwerk」も軽快で良い。
以上。