1.Ambiant Otaku『Ambiant Otaku』
アンビエント・トランスのようなイントロで始まる「Karmic Light」はどこか2000年前後のCMや教習ビデオみたいな感じ。表題曲はマザー2のムーンサイドのような少し不気味な雰囲気。全体通してビートのようなモノはないが、どこかクラブ的なサウンドをしている。
2.Bill Seaman / Tim Diagram / Stephen Spera『The World Was Turning Before』
アンビエントと言えど、ピアノの響きがモダンクラシカルでインスタレーション的。アンビエントというよりもアンビエントテイストの抽象的な現代音楽って雰囲気。坂本龍一『Out Of Noise』みたいな雰囲気。
3.大山田大山脈『Zolpidem』
ぱっと聴きThe Caretakerのような、不気味で美しい、古いようで年代不詳のような雰囲気を感じた。全体的にはくぐもったピアノの旋律で、廃遊園地で悪夢のように鳴るBGMのような印象。「Feb6」とか不気味ながら良い。
4.Hakobune『Nebulous Sequence』
クラシカルなドローンのようなアンビエント。抽象的なサウンドながら上品でクラシックな純喫茶で流れていそうな雰囲気で、流れてたら絶対に時を忘れて作業に没頭、集中しそう。Pt.9とか坂本龍一の『async』のシンセを溶かしたような雰囲気で上品。
5.K. Leimer『Land Of Look Behind』
実験的な要素を感じるアンビエント。人の声を加工したもの(逆再生など)が入っていたり、かといって音楽的な雰囲気でメロディーやグルーヴを感じる。気付いたらあっという間に1時間が過ぎているタイプの作品。
6.坂本龍一『The Fantasy Of Light & Life』
1990年に開催した"国際花と緑の博覧会 EXPO'90"の、ひかりファンタジー電力館に招待者のみへ配布限定のCD。共同制作者に小久保隆を迎えたクラシカルアンビエント作品。子供向けっぽいメルヘンな曲調で遊園地で流れてそうな雰囲気。
7.Iury Lech『Otra Rumorosa Superficie』
これほど癒しな音楽ってあるかって程癒しで泣けてくる。ピアノの音色、旋律が美しすぎて儚い。泣けてくる。こんなに美しい音楽ってあるか。最も美しい。砂利の間を自然に水が流れるが如く、心の隅々に染み入って涙で濡らしてくる音楽。
8.Läuten der Seele『Die Reise Zur Monsalwäsche』
オーケストラって感じの作風で、ホーンやら実験的なアブストラクトな箇所があったり、序破急が如く展開がある。1曲が20分強あるので2楽章のクラシック的感覚。クラシック的な音楽みたいに聴こえるが、テープミュージックっで、幻のように音が過ぎて抽象的な静寂が訪れる。
9.Perila『Intrinsic Rhythm』
サスペンス・スリラー映画のサントラのようなモノクロでシックで冷たく張り詰めた音。
10.Dub Sonic『Sleep Sonic』
ホワイトノイズにプツプツ鳴る電子のリズム隊。僅かなメロディらしきシンセの音。暑くて寝苦しい熱帯夜の窓から聞こえてくる外音のようなフィールドレコーディング。
以上。