1.Blu-Swing『Spectre』
ニュージャズバンド。ジャケから80年代のような雰囲気を感じたが、矢野顕子やユーミンみたいなシティポップな感じがするし、なんなら90~00年代にかけての渋谷系のフレッシュさや爽やかさも感じられる。ram jam worldとかICEみたいな感じもあるが、令和の作品。「シグレドキ」「クラゲ」が最高。
2.Roland Haynes『2nd Wave』
なかなかグルーヴィなジャズ・ファンク。ラストの「Funky Mama Moose」を除いてほぼボーカル及び人の声が入っていない。エレクトロニックピアノの音が心地良いし、ずっと聴いていられる。
3.Voice Actor『Fake Sleep』
寝る前に聴きたいビョークのようなボーカルとビート少な目のダウンテンポ。定時を過ぎた薄暗いオフィスで残業するときにこれだけ流れてたらチルできる。
4.浜田省吾『WASTED TEARS』
全面に渡って素晴らしい星勝のアレンジ。オリジナルよりも好きかもしれないぐらい癒しだし、発表期間もそれぞれ違うのに全体にまとまりがあるサウンドに仕上がっている。夜寝る前に癒されるのに最高な作品。
5.Kikagaku Moyo『House In The Tall Grass』
70年代のサイケデリック・ロックのような浮遊感がある。ボーカルも物凄いリバーブが掛かって言語を解読できないような雰囲気で良い。ゆったりした「Melted Crystal」も安らぐし「Dune」とか開幕からベースのリフがカッコ良い。「Silver Owl」も間奏のディストーションギターがカッコ良い。
6.William Basinski『The Disintegration Loops III』
ジャケも相まって、夕暮れ過ぎのもう夜って感じの時に聴きたい。物見遊山的に夜の街中を彷徨いながら聴きたい。The Caretakerみたくミニマルなアンビエントが続き、やがてビットクラッシャーで音が消えていってしまうような楽曲。
7.Sweet Smoke『Just A Poke』
プログレ感のあるファンク。深夜テンションで夜聴くと1人で盛り上がれる。ベースのグルーヴィさだけで酒が進むし、ギターのファンキーさでつまみを食いたくなる。
8.SAULT『Acts of Faith』
ミディアムテンポのグルーヴィなソウル。ベースとウィスパーボイスでコーラス風なボーカルが素晴らしい。またシームレスに気づいたら次の曲に遷移してるのも良い。
9.Gonjasufi『A Sufi And A Killer』
ジャンルレスな実験的な作品群が並ぶ作品。アブストラクト・ヒップホップのトラックのようなビートモノが並び、夜中高架下でブルーシートで即席で作った掘っ立て小屋のようなビデオ屋で流れてたらそれっぽい感じの雰囲気。
10.寺尾聰『Standard』
いきなり全編英詞の「The Stolen Memories」は歌い始めからカッコ良い。高速を走っているような軽快なリズムでデュエット風のサビが癖になる「Inter Change」。映画の挿入歌のような渋くてしっとりした「偶然」もジャジーでエモーショナル。ピアノの音色が最高に入眠できる「Standard」が最高。
以上。