1.The Pitch & Julia Reidy『Neutral Star』
アヴァンギャルドジャズと言って良いものなのか、ずっとドローンミュージックのような感じで電子的なようなアコースティックなような無調のサウンドが流れる。ちょうど昼過ぎの眠くなってきてやる気が無くなってきた時の白と灰色のグラデーションの空の下、カーテンからの斜光で照らした部屋の中でソファでぐったりしながら聴きたい音。
2.John Duncan『Send』
誰もいない深夜徘徊でシャッター街、工場付近の高架下をずっと歩いて進んでいくのに良いBGM。映画『鉄男』のようなメタリック感。
3.Giuseppe Ielasi & Andrew Pekler『Holiday For Sampler』
テープループのようなリフレインとプチプチ鳴るノイズ。ビートのないグリッチのような音楽が続く。アンビエントだったりジャズだったり、いろんなものの断片が扱われているが、1つの作品として1曲にまとまっている感じ。
4.Samuele Strufaldi, Tommaso Rosati, Francesco Gherardi『t』
電子音、電子のビートにピアノやタブラのパーカッションが融合したクラシカルな実験音楽。最高のリラックス音源。室内音楽って感じ。
5.OLAibi『New Rain』
アンビエントとピアノ、パーカッションの綺麗な作品。癒しのひと時を堪能できる。
6.Chris Abrahams / Oren Ambarchi / Robbie Avenaim『Placelessness』
ライヒのようにミニマルなピアノの響きと微かなパーカッションの金属音。電子的なアブストラクトな効果音。クラシカルで思わず黙り込んでしまうタイプの作品。
7.巻上公一『"KUCHINOHA" 口の葉』
ヒカシューの巻上公一氏の即興ヴォイスパフォーミング作品。氏はロシア・トゥヴァ共和国の喉歌ホーメイの日本の第一人者でもある。声だけで楽曲のバリエーションが豊富。日本の浪曲のような拳を感じる「Sarusuberi」も面白い。
8.タージ・マハル旅行団『1 - August 1974』
小杉武久を中心に結成された、ジャズやロック、現代音楽をミックスさせたようなスタイルで即興演奏を行う音楽集団。夜中聴くとおどろおどろしくて雰囲気出る。途中煩いノイズが出てくる場面があるので注意。流しておくだけでも空間が作られるような、インスタレーションのような音楽。
9.Xoloft Inflected Puberty Arc『Angels Fucking』
ジャンル不明なビートテープ的な雰囲気。アーティスト情報が全くなくて謎深い。ターンテーブリズムっぽいサウンドの加工のさせ方と変化の仕方。エレクトロなのかアコースティックなのかも不明。ジャンル的には電子系だろうが、DJ Shadowの1stみたいな気がしないでもない。ここまで意味不明なのに穏やかさも感じる。が、かえってそれが不穏。
☟謎にBandcampの方ではジャケの人物に目線が入っていないのも怖い。
10.Jake Meginsky『Trinities』
木のような金属のようなパーカッションが良い。部族のサウンドのようなtライバルな響きと言うより、忘れ去られた廃工場の金属が経年劣化で虚空に響き渡っているような感じがする。
以上。