1.Cécil Leuter『Altitude 3000』
シンセサイザーの実験音楽的作品。実験音楽と言ってもメロディアスで、ちゃんと演奏したVaporwaveサウンドのようなアブストラクト感とモール感がある。深夜の天気予報だか無機質な番組で流れてたらエモい。
2.Various『Contemporary Soundscores』
一昔前の雰囲気のする地方郊外の国道沿いの複合施設だか大き目の施設内で流れてそうなインストミュージック。
3.Nexcyia『Endless Path Of Memory』
電子の風音のような厚みのあるアンビエント。グリッチのような雰囲気になっている。白い空の昼下がり、外音をピンマイクで録ってエフェクト掛けたような感じ。音がするのに静寂を感じる。
4.ranemaker『16 pads v2 just chops (no drums)』
no drumとあるようにリズム隊の無いシンセかサンプリングパッドのような音色が続く。夜中にリミナルスペースで聴きたい。1曲1分程のトータル34分の作品。1曲目と11曲目が良い。基本的にはビートテープのビート抜きのようなミニマルなメロディが続く。
5.Jean Michel Jarre『Music For Supermarkets』
タイトルの割には結構ごちゃごちゃした感じのサウンド。スーパーのBGMってよりはテリー・ライリーとかのミニマルミュージックとかプログレに近い感じのサウンド。雑踏の喧騒をSEのようにしたバッキングにシンセの音が広がる曲とかもあって実験的。
6.Mixmaster Morris & Jonah Sharp『Quiet Logic』
細野晴臣久々のテクノか「Waraitake」からアンビエント風なミニマルテクノ。謎のローマ字日本語タイトル。
7.Pet Shop Boys『Discography (The Complete Singles Collection)』
「West End Girls」や「It's A Sin」、「Domino Dancing」など名曲揃いのベスト盤。ディスコティックなのに音がすっきりしていて爽快。U2のカバーでありBoys Town Gang「Can't Take My Eyes Off Of You」でもある「Where The Streets Have No Name (I Can't Take My Eyes Off You)」もポップな仕上がりに。お台場のイルミネーションやらダイバーシティやらを散策している時に聴きたい。
8.Claudio PRC『Unda』
PartⅠは洞穴の中のような音の響きと水の滴る音。空洞内を通る風のような涼しさ、寒さを感じる雰囲気のアンビエント。PartⅡは民族的なボーカルをバックにドローンな低音。
9.Sushi 4004『The Return of Spectacular Japanese Clubpop』
渋谷系のラウンジ的Y2Kコンピレーション作品。クラブっぽい打ち込みシンセポップサウンドが多くて、郊外のテラス席のあるモールのカフェで聴きたい。もしくは空港で待ち時間のひと時で聴きたい。
10.Amuxax『endandstart』
韻を踏んだようなタイトルが並ぶ。ヒップホップ的な感じだがヒップホップでないこれ系のジャンル、なんと掲揚したらよいかわからないが、病んでるときの白昼夢のようなベッドルーム・ポップって感じ。こういう作品が癒しになるときがある。
以上。