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— 川崎弘二 Kōji Kawasaki (@koji_ks) 2023年10月12日
1.The KLF『Chill Out』
フィールドレコーディング的な自然音と断片的な日常音やレコードのサンプルがミックスされたアンビエント。全体的な音の割合で言うと、鳴らしてる音とコラージュの音では後者の方が比率が高い印象。
2.Supreme Particles『Light As Skin』
インスタレーション的な、周囲の人間を介在としないアンビエント。ジャケのようなLiminal Spaceで聴きたい作品。「Sector B-」での虫が飛んでいるような効果音は少し不愉快だが、謎に自然を感じさせる。
3.Suzanne Ciani『Seven Waves』
まだアンビエントが環境音楽と呼ばれていた時代の作品。シンセサイザーで作られた波風のSEなど、シンプルな素材ながらにミニマリズムを形成している。
4.Suso Saiz『Nothing Is Objective』
小・中学校の放課後みたいな作品。学校が終わって帰路に着く時の不安や解放感、虚無感、あるいはその時間帯に街を歩いている独特な雰囲気を集めたコンピレーション作品みたいな印象。熱で学校を休んで夕方間近にTVショッピングや教育放送見てる時の虚無感や、会社で中退して病院・直帰の時の感情も同様。
5.Zaumne『Parfum』
寄せては返す波のようなサウンド。ウィスパーボイスが心地良い。「Ombres」でのボイスが日本語だと気付いてからハッとして、西洋から日本まで流されてきたんだなみたいな気分になった。水の流れに乗っていろんな所へ旅をしているような気分になれる。
6.Kaitlyn Aurelia Smith & Emile Mosseri『I Could Be Your Dog / I Could Be Your Moon』
映画みたいなアンビエント。映画の挿入にあるような、良曲だけど鑑賞後印象に残らないような後味の良い感じが最高。ジャケの謎のイスもよくわからないが、アルバムタイトルが凄い。
7.André 3000『New Blue Sun』
1曲が10分超えだが、それぞれの雰囲気が違っていて面白い。「That Night In Hawaii When I Turned Into A Panther And Started Making These Low Register Purring Tones That I Couldn't Control ... Sh¥t Was Wild」では電子的なアプローチではなくフィールドレコーディング的なトライバルサウンド。
植物系アンビエント。植物園のビニールハウスのような熱帯系のところで流れていたら最高な感じだが、深海のような水底のような雰囲気も感じる。インスタレーション的な雰囲気で、音楽だけと言うよりは、何か別の物を鑑賞しながらとかながら聴きが計ダりそうな印象。
9.アンビエント・ジャパン『可能性のひとつ』
イヤホン試聴でないと音が聞こえないタイプのドローンミュージック。と言うよりもノイズミュージック。音楽とかヒーリングと言うよりも「機能音源」というジャンルのもので、聴く媚薬と謳っていて、聴く麻薬と言われるi-dozerみたいな感覚で捉えて良いのかもしれない。怪しいジャンルなので聞きかじる程度で良い。
10.DJ Yogurt & Koyas『Chill Out』
本家KLFよりも澄んでいる感じがするサウンドで「Eternal Dawn」なんかはサーフミュージックっぽい牧歌的な雰囲気で心地良いエレクトリックサウンド。
以上。