1.A Beacon School『yoyo』
曲だけ聴いたらそんなことは無いが、真っ黒なジャケが想起させるのか、夕方くらいに聴きたいサウンドに感じる。「Middle of Winter」のイントロからアンビエント的作品であるかのように思ったが、メロディ的にはドリームポップのような軽めのギターサウンド。かと思えば「Jon」はほぼテクノ系。「Alone」は爽快なソーダのような曲。
2.Me Phi Me『One』
全体的に夕焼け空が似合うヒップホップ。攻撃的な感じはなく、ただただチルできる。「Sad New Day」とかクールダウンできるし、ヒロシの挿入曲っぽいフラメンコ感。「Not My Brotha」はカントリーっぽい感じが良い。
3.Decalius『Dehumanizing Loneliness』
哀愁漂うブラックメタル。もはやデスボイスが路地裏の空調を伝う空気のノイズのような、もはや子守唄のように癒し系な雰囲気。うるさいとは感じない。しんみりと心に染み渡る。
4.funeral commercial『killing me again』
マイブラのような音響感。「sweep」から徐々に立ちこめる霧と風。20分余りある時間の中、ジャケのような灰色の空の下で聴きたい。
5.Nondi_『Flood City Trax』
『Samurai Math Beats』みたいな雰囲気のジュークミュージック。エモい電子サウンドが、ノイズ混じりなのも相まって、まるで夕焼けを知らせるチャイムのように虚空に響き渡る。
6.Leather.head『welded』
「death.healer」からくたびれて家に帰る道中のようなイントロから最高。というよりイントロも何もあっという間に終わってしまって「flesh」で爽快なギターからまたくたびれたロウテンポなAメロへ。トリの表題曲はトリッキーでアヴァンギャルドジャズ感のあるプログレみたいな雰囲気。うっすらと狂気を孕んでいてそれが垣間見える瞬間が心地良い作品。と言うよりバンド。
7.Tonton Macoute『Tonton Macoute』
プログレのようなジャズのような、両方の良いとこどりのような作品。「Dreams」の途中の炸裂するようなギターソロのフレーズが最高。ブルースじみた「You Make My Jelly Roll」も渋い。
8.Jane's Addiction『Nothing's Shocking』
なんとなくプログレやハードロックを感じる雰囲気。「Ted, Just Admit It」が最高。ジャケットもカッコ良い。比較的落ち着いたチルな「Jane Says」は南国のビーチサイドのようなサーフミュージック感があって夕日がうっすらと見える。
9.D'Angelo『Voodoo』
最高にチルできるR&B。ビートがヒップホップのような雰囲気でメロウなコードと心地よいテンポに癒される。
10.Johnny Gill『Johnny Gill』
「Rub You The Right Way」から、ロジャースやジェイソンとか、郊外の国道沿いのディスカウントストアで夜間帯に流れてそうな感じがする。「My, My, My」はゆったりとしたソウルで、New Editionを彷彿とさせる。
以上。