1.Jaga Jazzist『Pyramid』
「Tomita」を聴いた印象はジャズというよりインスト系のソフトロックという感じで、クールに仕立てた70年代サイケロックみたいな感じ。同時にフュージョン的な80年代ニューウェーブのようにも思える。
2.Koma Saxo『Post Koma』
サクサクしたドラムとプログレの如くいろんな展開が巻き起こるのが面白い。ジャズと言うより、音的にはクラシカルな雰囲気で、アシッドでもないニュージャズと言う感じ。
3.原信夫とシャープス・アンド・フラッツ、山本邦山(尺八)『日本のニュー・ジャズ』
まさにジャズと日本の伝統音楽が融合した輪を感じるジャズ。尺八の音色がいい味を出している。
4.Nuyorican Soul『Nuyorican Soul』
生っぽく聞こえるがMPCを使って作られたアシッド・ジャズ。ボーカルも多く、ジョージ・ベンソンやQ-Tipとのフィーチャリングもある。
5.Deodato『Prelude』
気が付いたらあっという間に聴き終わってしまっているタイプのジャズ。ファンクやソウル、プログレを感じるような不思議な雰囲気。
6.Cal Tjader『Soul Sauce』
ラテンジャズって独特で良いよな。サルサとかメレンゲと呼ばれるラテン特有のリズミカルでおしゃれな音楽。普通のスムース・ジャズでは純喫茶感が出るが、ラテンはシックなカフェ感が増す。ガラス張り窓のシックなホテルのラウンジで流れていて欲しい。旅館でも味が出る。
7.Return To Forever Featuring Chick Corea『Where Have I Known You Before』
フュージョンだろうがサウンド的にはプログレのような感じがしてしまう。1~2分程の曲ではピアノが映える落ち着いた曲であるのに対して、その他はロックのようなサウンド。「Song To The Pharaoh Kings」は14分強あるプログレ的フュージョン。
8.Brad Mehldau『Largo』
ダウンテンポ感のあるおしゃれなラウンジ風ジャズ。昼間から緑の見える庭が眺められる大きい窓付きのコンクリート打ちっぱなしのデザイナー住宅で流れていたら様になるような雰囲気。自宅で落ち着いた時間を演出したい時に最高。クラブ的な響きも垣間見れる。
9.Björk Guðmundsdóttir & Tríó Guðmundar Ingólfssonar『Gling-Gló』
ビリーホリデイの如くビョークそのままの感じでジャズを歌い上げるジャズ作品。ジャズ自体はクラシックな感じのジャズ。ビョークの歌声はテクノにもジャズにも合うエキセントリックさ。
10.Steve Lehman, Orchestre National De Jazz『Ex Machina』
アヴァンギャルドジャズ。混沌としているが、それぞれのアドリブ演奏を率いて1曲の中で展開を作って進んでいる感じがある。
以上。