1.Creation Rebel『Starship Africa』
エフェクトの掛かったリズム隊と繰り返しのベースライン。そこにキーボードのサウンドがSEのように鳴ることで曲が完成している。エフェクト多めのインストダブでシンプルで聴きやすい。
2.chocomilk-chan『SEPPUKU』
2時間近くあってかなり長い。90年代のインテリジェント・ドラムンベースを彷彿させるサウンドで、ジャケも相まってダークファンタジーのような感じ。
3.Bauhaus『Burning From The Inside』
「She's In Parties」イントロから最高。The Pop Groupのようなポストパンクさがありながら、ブライアン・フェリーのような癖がある感じの歌い出し。やっぱりゴスロックは夕方とかの暗くなり初めに聴きたい。
4.Kodan Armada『Collection』
エモはエモい。イントロのギター・ベースから惹き込まれる「No Has Never Had 3 Letters」とか哀愁漂うし、後半のドラムにメタルのように叫ぶボーカルも良い。
5.Porcupine Tree『Up The Downstair』
長さ的にはプログレだがサウンド的には普通にグランジとか当時のオルタナって感じ。なんとなく『Be Here Now』以降のオアシスっぽいし、『OK Computer』前後のRadioheadのような感じもある。
6.Current Joys『Wild Heart』
全体的に淡いノスタルジックな音色のギターに気だるげなボーカルが入ったインディーロック。ジャケの色合いのように、音もセピア色に染まっている。展開は大きく変化せずに次曲に遷移していくスタイルで、30分強の長さですぐに聴き終わってしまう。
7.Los Jaivas『Alturas de Macchu Picchu』
チリのフォーク・プログレ・サイケロックバンド。サンポーニャやトゥルトゥルカといった民族楽器の笛・管楽器の音色が印象的で、言語もラテン系なので異世界に行ったような気分になれる。雰囲気はロック調でありながら独特。「Sube a Nacer Conmigo Hermano」とかいかにもラテン系。
8.Office Dog『Spiel』
ニュージーランドのポストパンクバンド。「Warmer」の静寂のギターと透き通ったボーカルが心地良い。
9.Yndi Halda『Enjoy Eternal Bliss』
ポストロックと言うにはあまりにも落ち着いているし、ギターではなくストリングスメインのようなサウンド。「Dash and Blast」の後半から人の声が入って盛り上がってくるのも最高だし、1曲が各10~20分近く長尺なのもプログレのよう。「Illuminate My Heart, My Darling!」は激しめだがその他はドラムさえ際立たない民族的なものがほとんど。
10.Solid Space『Space Museum』
チープなテクノポップって感じ。「A Darkness In My Soul」とかカッコ良い。No Wave的なほぼ展開がなく同じメロディが続いていくスタイルだが、かえってその程よい温度感が落ち着く。
以上。