1.LUCKY TAPES『Blend』
Lofi Hip Hopのようなビートにギターやシンセのコードが心地よい。雨の日にカフェでブレンドコーヒーを頼んで一息つきながら「今日は何しようか?」とか考えたい。
2.Devendra Banhart『Ape In Pink Marble』
ボサノヴァ的な雰囲気のあるサイケなフリーク・フォークで、穏やかなテンポが心地良い。これを聴きながら炎天下の商店街を練り歩きたい。「Fig in Lnather」最高。
フランスのバンドAir(エール)の1st。トリップホップ的でありながらもポール・モーリアのイージーリスニングのような雰囲気もあって最高。程よくアコースティックとエレクトロニックが混じり合っていて、楽器も多様なものを用いているモンド的作品。
4.The Cat's Miaow『Songs '94-'98』
シンプルなギターとボーカル、主張の少ないドラムにリバーブが掛かって増大しているようなサウンドが心地良い。
5.朝崎郁恵『南ぬ風』
唄者(奄美民謡歌手)といわれる歌手で80歳超えて本作リリース(現在は90歳近い)。シンプルで美しい旋律と独特な拳を利かした民謡的な歌声とファルセットが美しい。日本の楽曲だがほぼ標準語ではないので解読はできない。ボサノヴァっぽい「ええうみ」も良い。遠い南の沖縄でも和を感じるサウンド。
6.畠山美由紀『WILD AND GENTLE』
全体的にビートのないアコースティックで癒し効果が高い。雰囲気はUAや元ちとせっぽい。「眠ってしまいたい」が最高過ぎてこのまま眠りにつきたいと思っていたが次の「罌粟(けし)」が最高過ぎた。MONDO GROSSOの「LIFE」並みに完成度が高いが、隠れた名曲感が否めない。調べると作詞:松本隆、作曲:富田恵一。
7.Spike『Orange Cloud Nine』
Lo-fiな雰囲気のネオアコという感じで、チープなビートボックスにギターやシンセが乗っかっている構成。「The Golden Eye」「Fooling Around」が最高。
8.quickly,quickly『The Long and Short of It』
Nujabesを彷彿させるジャジーで心洗われるトラックが印象的だが、こういった類のビートの特徴となるアコースティックなサウンドをコンピューターで編集したような雰囲気が心地良い。
9.Voice Actor『Sent from my Telephone』
全100トラック越えの超大作だが、ラジオ感覚で聴けてしまうチルアウト系ビート作品。いろんなボイスサンプルが散りばめられているが、個の感情に訴えるような閉鎖的な雰囲気がある。
10.Denzel Curry『Melt My Eyez See Your Future』
冒頭からロバート・グラスパーのジャジーなトラックにリフレイン的にラップが乗っかった1曲目。シームレスに2曲目に移行したかと思うと途中からビートが変わったり、全体的にはチルアウト系なビートが多いながらも変化を楽しむことが出来る作品。
以上。