1.Feeder『Polythene』
重いサウンドながらギターやボーカルが透き通って浮遊感のある感覚がグランジの素晴らしさ。もう一度リバイバルが来ないかって感じでノスタルジックを感じるサウンド。
2.SACOYANS『Yomosue』
DIYで宅録していたSACOYANのバンド。2000年初期の頃のギターポップっぽい雰囲気。ラストの「JK」は9年前と比べてしっかりと仕上がっていて感動する。
3.笹川真生『あたらしいからだ』
ウィスパーボイスが初期の椎名林檎のようで「あの人が来て」は椎名林檎の未発表曲のようだった。中性的な雰囲気で情緒的な感じが良い。ボカロPのようだが人間的なエモーショナルなバラードが多い。「なんもない」最高。
4.kurayamisaka『kimi wo omotte iru』
下北系のバンドのようだが、パッケージ的に受ける印象だと覆面的インターネットミュージシャンという感じがするしそういうサウンドがする。バンドサウンドのSewerslvtっぽい。
5.冨田ラボ『Joyous』
音楽プロデューサーの作品はゲスト陣が豪華で最高。「やさしい哲学」からサウンドと椎名林檎のボーカルがマッチしていて未来科学館で流れてそうな感じがする。横山剣と椎名林檎のデュエットは最高にオシャレで豪華な夜って感じがする。贅沢な作品。
6.uku kasai『coldsmokestar』
グリッチのような電子的なビートの飛び交うトラックにウィスパーボイス。元々ボカロPとして活動していたようだが、本作は鳴っていても静かな気がする程音が洗練されていて、音もアコースティックのサウンドが混じっているような実験音楽的な感じがする。
7.三浦透子『点描』
全体的に小説のような文学的な印象で透き通ったようなボーカルが最高。「intersolid」の世界観は引き込まれるし、ピアノの旋律が良い。
8.peanuts butter『E-Peanut』
2010年前後のバンドサウンドって感じでエモい。「スーパーハイパー忍者手裏剣」のイントロのギターリフとベースラインが癖になるし「ジャスコ、上野」も中毒性高い。都心より都下の駅周辺で聞きたい雰囲気。
9.佐々木好『にんじん』
演歌ともフォークとも取れる不思議な感覚で、情緒あふれる雰囲気と、エレピやシンセ、アコギの音色のハーモニーが良い。ドラムのないメロディーの主張を代弁するような感傷的な空虚に浮かぶボーカルが素晴らしい。「雪虫」の歌詞の「すぐ死ぬ~」が好き。
10.ジオラマシーン『あわい』
ファンク・ソウルなトラックだが洗練されたサウンドで都会的。大勢の人がいる空間の中で一人殻にこもって聴きたい作品。かと思えばジャケのように波に流されてさすらいの末、一人だけの空間で聴きたい感じもする。
以上。