1.Ulla『Foam』
ピアノの音色やボーカルをグリッチのように仕立て上げている音響系サウンド。アンビエントっぽい感じがするが、人工的な人の手が加わっていて、ビートのない無法地帯を自由に音が飛び回っているような感じ。
2.Vegyn『Don't Follow Me Because I'm Lost Too!!』
Frank OceanのプロデューサーであるVegynの作品。SeapunkやVaportrap的なニュアンスを感じる。1曲1曲が短い分いろんなアプローチでのビートが楽しめる。
3.*1『After Hours』
ウィッチハウスやリキッド・ファンクのような感じの作品。ボーカルもあるが、ほぼクラブでチルする時、アフターで流すような作品。アシッドの要素もある。
4.Vic Bang『Burung』
電子音のパーカッション的な作風。メロディーはないが、いろんな音の粒が小さな部屋で飛んだり跳ねたりして遊んでいるような面白い音がするので、生きたサウンドを聴いている感じはする。
5.幽体オーラ『天使戦争』
ダークな雰囲気とノスタルジックが混在する耽美な作品。PCゲームの『さよならを教えて comment te dire adieu』みたいな雰囲気。
6.Ice Choir『Designs In Rhythm』
シティポップ的な都会的な雰囲気を感じさせるシンセポップ。夕方ごろにドラッグストアで流れてそうな落ち着き具合で、地方のサービスエリアや道の駅で流れてそうな雰囲気さえある。ジャケも今風のネオシティポップ感があって良い。
7.Galcher Lustwerk『100% Galcher』
アンビエントテクノといった雰囲気で初期のAphex Twinのような感じ。シンプルなシンセの音にチープなビート、それを包み込むリバーブという構成。
8.LAUSBUB『 M.I.D. The First Annual Report of LAUSBUB』
YMOに憧れた高校生のテクノユニット。諭吉佳作/menと同年代のようだが、GarageBandでのDTMという点も似ている。サウンドは80年代でも雰囲気は現代。
9.網守将平『SONASILE』
坂本龍一や渋谷慶一郎のような現代音楽的だがポップス的アプローチを行っているアーティストの方の作品。音楽的なシンセの音色とビート、電子的なボーカル的な人の声。グリッチのような雰囲気で『デザインあ』を彷彿とさせる。朝聴きたいサウンド。
10.hirotec『Hakoniwa』
Roland MC-307のみで制作された楽曲群。どれもシンプルで美しい90年代末のようなクリアサウンドのドラムンベースという感じ。真っ白な空間があったらこの作品を流していたい。
以上。
*1:さらうんど