1.SCOOBIE DO『Beautiful Days』
なんとなく80年代の山下達郎のようなグルーブ感とNONA REEVESを感じる。本当に2000年代初期のバンドはどれもフレッシュでエモい。今思い返すとその当時の懐かしい風が音楽として流れ込むからそう感じるのだろうか。聞いていると気分が慰められる。
2.David T. Walker『Press On』
仕事でへとへとな帰りにこの作品は滲みる。優しいファンク・ソウルという感じで。しっぽり一人でしけ込みたい時には良い。「Press On」のような盛り上がる感じの曲もあるが、うるさくない程よいテンション。
3.Alex Chilton『Free Again: The "1970" Sessions』
昔ながらのロックンロールという感じで、どこかカントリーのような雰囲気がある。晴天の日の牧場のような朗らかさがあり平和。
4.Crass『The Feeding Of The Five Thousand』
こういう一定のリズムとテンションを保ちながらずっと続いていくパンクは最高。どの楽器よりも声が映えている。けどうるささや複雑な感じはしない。
5.Lord Sutch and Heavy Friends『Lord Sutch and Heavy Friends』
こういう昔のロックの荒々しい感じ、ヤンチャな感じが最高。昔のエレキのようなサウンドがカッコ良い。シンプルにギターとドラムにベース、ボーカルのような構成。ロックンロールはうるささはないがグルーブ感と余裕が感じ取れて良い。
6.Asha Puthli『Asha Puthli』
インド出身のジャズシンガー、アシャ・プトゥリの1st。夜聴くと包み込まれるような安心感でホッとする。ジャスミン茶を一杯飲むような落ち着きとぬくもりを感じるディスコ・ソウル。
7.BOØWY『PSYCHOPATH』
冒頭からBOØWY。80年代特有のニューウェーブ以降のサウンドが健在で、洋楽を意識したような癖になるギターのフレーズとサビでのセリフの繰り返しが良い。アニメのような陽気さとポップさでありながらカッコ良い。「marionette」も始まった瞬間からボルテージ爆上がりだが、「季節が君だけを変える」のイントロのギターリフ、サビがアがる。
8.快速東京『DEATH』
1曲が短く歌詞もちゃらんぽらんなハードコア・パンク。日本語詞だが特段メッセージ性がある訳ではないし安心して聴ける。
9.SEBASTIAN X『僕らのファンタジー』
ギターのいないバンド編成のため、旅芸人のような愉快な曲調が多い。歌詞はありきたりでポジティブなメッセージばかりだが、メロディとボーカルが相まって自然に聴こえる。
10.Smokie『Midnight Cafe』
特別盛り上がるテンションでなくともメジャー・マイナー問わず心にダメージを受けないで済む。「What Can I Do」のサビの立て続けに起こるブレークは斬新。
以上。