ダブは気軽に入れる足湯やぬるめのお湯くらいの癒し効果がある。
1.THE COLLECTORS『僕はコレクター』
「僕はコレクター」から前向きな気分になれる爽やかなロック。青い感じのロックで風を切るような爽快なサビも良い。
2.Tradition『Moving On』
「Every Little Beat Of My Heart」からお湯が沸いた後の一番風呂のようなホカホカなダブ。全体的に程よい長く使っていられる湯加減のダブ。最高にヒーリングなジャンルと言うか、ソウル的なチル感がある。
3.Donny Hathaway『Live』
カントリー風のソウル。1曲目「What's Going On」から癒しのギターとボーカル。渋ぶ目のブルース的な「We're Still Friends」もカッコ良い。
4.清春『ETERNAl』
ギターの音色がフラメンコのようでミドルテンポなのが落ち着く。ハスキーな清春の歌声もやシャウトも癒される。ジャズ的なエッセンスもあり、ラテンジャズのような「FRAGILE」もオシャレ。
5.Lunkum『False Lankum』
冒頭からタイトルが「Go Dig My Grave」。お寺でお経を聴いているようなトライバルなサウンドに重苦しい地獄のような低音。だが癒される。暗い時に暗い曲を聴くのは苦しみに耐えてお祓いを受けているような気分。
6.Bay City Rollers『Dedication』
「Let's Pretend」から最高のお出迎えで明るい気分になれるソウルっぽいソフトロック。「Rock 'N Roller」「I Only Want to Be with You」も陽気なキラーチューン。70年代だけど80年代のポップ・ロックやユーロポップっぽいメロディだが音は70年代って感じ。
7.Little Feat『Little Feat 5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET』
程よいグルーブ感のあるファンクっぽいブルース・ロック。5枚組でありながら結構お買い得価格。突出した楽曲があるというより全体的なサウンドが聴いていて疲れない聞き馴染みの良いファンクサウンド。中には1曲が10分越えの「Medley : Cold Cold Cold / Tripe Face Boogie」もあるが、基本は3~5分。
8.瀬川洋『ピエロ』
フォークやカントリーらしい緩やかなアコースティックだが、「こんな気持」からクレイジーキャッツみたく底無しに励まされる。「くたびれた金魚」みたいなインストのフォークロックも良い。
9.Paul Simon『There Goes Rhymin' Simon』
癒しが欲しいときに聴きたいフォークロック。アコースティックは疲れた心に経口補水液のようにすんなりと染み入る。「Loves Me Like A Rock」みたいなパーティーみたいな曲も良い。
10.サディスティック・ミカ・バンド『天晴』
平成に切り替わる89年リリースかつ、サディスティック・ミカ・バンド復活の1作。平成の本当に初期の時の、シンセがニューウェーブっぽい作風。「BOYS & GIRLS」のキャッチーさが最高。癖になるフレーズ。次曲の「脳にファイアー! Brain's On Fire」では加藤和彦の独特で癖のある歌唱にサビで高橋幸宏という構成。YMOの『BGM』っぽい「賑やかな孤独」。
以上。