1.Peter Grudzien『The Unicorn』
フォーク・カントリーだがサイケ的なヒッピー要素があるのか、リバーブがかかったボーカルにギターの組み合わせがトリップする。時折インストの電子音楽「Satan’s Horn」のような風変わりな部分が垣間見える。
2.LSD March『君の歌を聴いて僕は悪魔になった』
「スナッキーで踊ろう」のような強烈なリバーブで、思わず洞窟の奥で録音しているのかと錯覚する。夜中に酔っぱらっているときに聴くとキマリそうな怪しい雰囲気。60年代のサイケのような雰囲気。
3.10cc『The Original Soundtrack』
バリエーションに富んだ作品。「I'm Not In Love」はヒーリング的なソウル作品だがブレーク時のシンセがせり上がってくる感覚が最高。ディスコ調の「Blackmail」も良い。
4.Jesse Johnson『Shockadelica』
全体的に80年代の景気の良いニューウェーブという雰囲気。スライとの「Crazy」のグルーヴが最高。
5.Suicidal Tendencies『Suicidal Tendencies』
80年代のハードコア・パンク。こういう淡々とスラッシュビートにシャウトするようなパンクは聴きやすいしノリやすい。パンチがあっても耳障りが良い。
6.Cypress Hill『Stoned Raiders』
ウェスト・コーストは攻撃的で気分がクソの時に良い。「Trouble」なんてDAの「Fantasista」だし、「Lowrider」は最後の謎の尺余り的ビートが謎。
7.Black Pus『4: All Aboard The Magic Pus』
ライトニング・ボルトのブライアン・チッペンデールによるソロプロジェクト。工事現場の音そのもののような「Dreamon」から始まり、終始ドラムとノイズがかき鳴らされる。
8.Ween『Chocolate And Cheese』
颯爽と「Take Me Away」のリズムは気分がクソの時に聴くとキマる。全体的にしっとり系だったりパンク系だったりバラエティに富んでいる。「I Can't Put My Finger On It」の歪んだ感じはカッコ良いし、全体的に全力でおふざけをしているような感じで、カッコ良いとダサいが合わさって最高にキマッている。
9.Ras G『Back On The Planet』
全身からチャクラが解放されそうな宇宙的・スピリチュアル感のあるサウンド。けだるげな雰囲気が夢の中でうなされている時に脳内で流れているBGMのような感じ。
10.Traxman『Da Mind of Traxman』
ジューク/フットワークのスピード感がありながらも一周廻ってスローにも見えてしまうような曲の展開は独特。断片的なメロディやフレーズを繰り返しビートを刻んでいくスタイルは反芻されて次第にトランスしていく。
以上。