1.Portishead『Dummy』
全体的にダークで暗い雰囲気のあるトリップ・ホップだが、おしゃれでダウンテンポなのでゆったりできる。少し気だるい夕方に布団の上で聴いてぼんやり過ごしたい雰囲気。
2.Ian Brown『Unfinished Monkey Business』
昼から聴いても良いが、やはり夕方に聞くことで背徳感を味わえる。UKロックの雰囲気とサンプリングやシンセのアクセントが良い。「Can't See Me」はやはり最高。
3.MJ Lenderman『Boat Songs』
この曲を聴くころには夕焼け空が浮かんでいるイメージ。タイトル通り、海辺付近の町で散々遊んだ後に近くの商店で一休みしながら帰路に着く間に聴きたい作品。全体的に雰囲気のある70~80年代のフォーク・ロックのような雰囲気。
4.Meshell Ndegeocello『Peace Beyond Passion 』
ゆったりした雰囲気のビートにオシャレラップ。銀座や表参道のブランド店の店内BGMのようなかっこよさと洗練された雰囲気が良い。2000年前後なんだろうなというドンピシャサウンド。
5.Grateful Dead『Live/Dead』
ライブのはずなのにリハのような緩さでスタート。いざ始まると、それぞれの音が自由に和を広げていって最高にチルな空間が出来上がってくる。良い意味で緊張感が無い。
6.Leon Ware『Musical Massage』
こういったしっとりとしたソウルは昼過ぎ辺りに聴いて日が暮れてくるくらいに聴くのが良い。少しカラッとしていて夜と言うほどではない軽快さがある。タイトル通り聴くマッサージである。
7.石野卓球『DOVE LOVES DUB』
石野卓球の1st。電気グルーヴが『DRAGON』や『ORANGE』を出していた時期のテクノ。ケン・イシイの『Extra』に対抗するかのような名盤。夕闇が浮かんでくると同時にクラブが始まってフロアで盛り上がるような感じが良い。20分強あるSuicideのカバー「Dream By Baby」も良い。
8.坂本龍一『SMOOCHY』
歌モノが多く、トリップホップ感が強い作品。なんとなくジャズとラテンの風を感じる雰囲気でインストの「RIO」や「A Day In The Park」の夕日が美しく映るようなエンディングが素晴らしい。
9.Natural Calamity『On The Peach - Peach Head Remix』
前作『Peach Head』のリミックス作品だが、ゆったりとしたダウンテンポに透き通った薄いボーカル(リバーブが掛かって殆ど聞き取れない)、lo-fiヒップホップ感のあるビートにリミックスのブートレグ感が相まってヒッピーのようなサイケを感じる。都内の怪しい小さいエキゾチックな雑貨店で流れてそう。
10.Boogie Down Productions『Criminal Minded』
「Poetry 」からほぼビートとMCのみのシンプルなトラックが続くが、ずっと聴いてしまう。わずかなサンプリングもアクセントとして効いてるが、MCのフレーズもちょくちょく中毒性のあるライムが聞ける。AC/DC「Back In Black」サンプリングトラックなんてECCの「Rocked By Rape」が初出だと思ってた。
以上。