1.ハヌマーン『RE DISTORTION』
サウンドとしてはナンバーガールっぽい雰囲気。ギターのサウンドと文学的な歌詞が刺さる。サンボマスターのように、寄り添うような歌詞とサウンドで鼓舞される。
2.w.o.d『LIFE IS TOO LONG』
ニルヴァーナのようなグランジ的なサウンド。ガサガサしたサウンドがかえって心地よいし、THE MAD CAPSULE MARKETSのような雰囲気もあり、青春の躍動感みたいなものが在中している。メンバーの生年月日にちなんだであろう前作1stの『1994』も最高。平成は空に溶けた。カートコバーンも1994年逝去か。
3.坂口諒之介『もうさよならは言わない』
70年代のフォークソングのような雰囲気を醸し出していて、ギターの音色と透き通った高い歌声に癒される。令和の時代の20代としては稀有な存在だと思われる。
4.猪尾秀史『SONG ALBUM』
無骨な着飾らない歌い方が初期の細野晴臣っぽいし、トラックもHosono Houseっぽいサウンド(打ち込みなのを考えるとHochono House)。歌謡曲っぽいシティポップっぽいお洒落感がある。都会的なDIYミュージック。
5.Stereo Fabrication Of Youth『two creatures』
「two creatures」から既に懐かしいあの頃の風が吹いていて感動。エモコアだけあってかなりエモい。エモコア界隈がかなり良いのかもしれない。
6.佐藤千亜妃『STAR』
きのこ帝国のボーカルの1st。ドリームポップ的な雰囲気のバンドから、ソロではシンセポップ感のある現代風の音楽となっている。宇多田ヒカルやCharli XCXのようなAestheticさがある。
7.毛玉『地下で待つ』
こじんまりとした生活の中の温かさと眠さ、気だるさを感じる音楽。揺らぎやズレ感が心地よい。夢の中の浮遊感のようなものがあり、チルするのには最高の作品。ジャケの黒猫を膝に抱えて聴きたい作品。
8.Rei『B.U.』
ブルース・カントリーのような雰囲気がありながらダンスフロアでも通用するような雰囲気がある(ブルーノ・マーズみたい)。歌は葛城ユキのようなパワフルさがある。
9.武田理沙『Metéôros』
ジャズとしての根底があるようだが実験的なアプローチが多くて面白い。長谷川白紙のような雰囲気。歌詞も特殊でかなり面白い。1曲1曲でスタイル・アプローチや雰囲気が違い、椎名林檎の2ndを彷彿させる。
10.Yossy Little Noise Weaver『Sun and Rain』
日当たりの良い新居のまだ広々とした空間の中で聴きたい作品。細野晴臣のような、在宅で時折窓を眺めてベランダに出てみるような、一人の空間を贅沢に満喫しながら聴く雰囲気。「Ghost」はベースのカット、リズムが心地よい。スカ・レゲエ感がスパイスになっている。
以上。