1.Note『Impressions Of A Still Life』
シンプルなのに最高におしゃれで上品。「Don't Look」「Cold Night」は90年代のインテリジェンス・ドラムンベースのような雰囲気でシンプルでラウンジ感がある。空港付近のホテルのラウンジで流れてそうな優雅な感じで、赤坂やら銀座のブティックで流れてそう。
2.eureka!『Sci-Fi-Fi』
エレクトロなラテンジャズにボサノヴァを展開する作品。どこかFPMっぽい感じもするが、それよりはまったりとしている。ネオ渋谷系っぽい2000年初期の雰囲気。
3.Tatsuhiko Sakamoto『RAI Nuovo Repertorio Editoriale Italian post-moderno library 1985-1989』
イージーリスニングの極み。それ即ち癒し。イタリアの公共放送局で、1984~1992年までLP、1991年頃~1996年まではCDで放送局用のライブラリーとして制作されていた楽曲コンピ。参加ミュージシャンやコンポーザーも有名無名多岐に渡るそうだ。USENのようにただ流しておくだけで様になる音楽。無機質な感じというか、シンプルな感じ。ウェザーリポートのようなシンセミュージックが教育テレビのような安心感がある。
4.Tagomago『ASAP』
IDMっぽいインダストリアル感がありつつも、初代PSPやPS2のアトラクションゲームのようなポップな雰囲気は残っている。かと思えば「Forget Forgot」以降は実験的な雰囲気であまりポップさは無い。
5.TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND『music laundering』
YMOみを禁じ得ない2006年作。「Cold Water」とかボーカルが細野晴臣と高橋幸宏の中間のような雰囲気でトラック自体も『テクノデリック』の音源みたい。「KARMA」とかスタイリッシュでカッコ良い。
6.The Orb『Adventures Beyond the Ultraworld』
Aphex Twin以前より活動していたアンビエント・テクノのグループ。「Little Fluffy Clouds」はあまりにも名曲だが、シンプルな音数で美しい宇宙を体感できる2枚組作品となっている。「Spanish Castles In Space」とか完全環境音楽。1曲が長く、どこかの天文館やら科学未来館で流れてそうな雰囲気が最高。
7.June Chikuma『The Midas Touch』
ボンバーマンシリーズの楽曲提供をしている作曲家の方の作品。Vaporwaveみ溢れるコンピューターサウンド。煌びやかなシンセがインスタレーション的。
8.Bearchild『Integumentary』
インテリジェンス・ドラムンベース。音が水面、水中で遊んでいるようなサウンド。シンプルなのに音が独特で面白い。
9.Franco Nanni『Elicoide』
ミニマリズムなアンビエントだと思って聴いていると、途中から現代音楽のような章があるような展開を持つ楽曲「Linfociti」が出てきて、怒涛の変化に驚く。
10.Midlife『Chourus』
フュージョンチックなスペースディスコ。ラウンジ感があってシックな雰囲気。80年代感があってナイアガラ系のようなシティポップさや吉村弘のような雰囲気も感じる。
以上。