Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

平沢進と見る電子音楽の世界

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―――ステルスメジャー、平沢進

—そんな時代にあって、若者たちはどんなふうに生きていけばいいと思いますか?
平沢:答えはひとつしかありません。「好きなことをやる」。それしかない。「好きなことをやっても、生きていけないよ?」と教えられてきましたよね。可能性に目を向けるよう教えられながら、実は不可能性の選択に安全、安心が保証されているような社会に住んでいるからです。つまり「言われた通りにやれ、考えるな」です。
でも、好きなことをやって「その人でしかないようなあり方」をしていない限り、その人自身も周りの人も幸せにならず、幸福な社会貢献も成立しないと、長年生きてきて確信が持てるようになりました。誤解なきよう。好き勝手な無責任な振る舞いを奨励しているわけじゃありません。自由には責任が伴います。
好きなことをやっても怖くない時代が、おそらくもう少ししたら来るんじゃないかという気がしますね。それが来年なのか、50年後なのかはわからないんですけど、そういう転換をしなきゃいけないときがきます。じゃないと、もう無理。無理なんですよ。

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平沢進ディスコグラフィ

本記事は平沢進の音楽性に着目した上で様々な電子音楽のスタイルについてを紹介していく。ジャンル分けについては個人的な独断と偏見で仕訳けているため異論もあると思うが、ディスク・ジャンル紹介のガイドのような形で作成した。おそらく平沢進本人は音楽の定義付けに関しては肯定的なスタンスではないだろう…。そもそも定義付けは完璧なものではなく、各々が「これは〇〇だ」と感じる感覚の方が面白いのだ。

■Rock

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もはや説明不要と言う程ポップなジャンルだが、その起源はジャズ→R&B、ブルース→カントリーと来てロックという流れだ。元々ロックンロールと言う呼称がロックに変わったという感じである。50年代プレスリーはロックンロール、60年代ビートルズはロックで、特徴としては新規的なことをしたことでそれらを総称してロックと呼んだとする説もある。今巷で話題となっているポップスはほぼロックなのだ。

Progressive Rock

解説70年代からブームとなったジャンルであり、楽曲が長尺であることから演奏の展開が幅広く、シンセサイザーを用いたクラシカルな楽曲が多い。ビートルズ以降のより一層実験的要素を盛り込んだロックだ。

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Progressive Rock

実際はP-MODEL結成以前のバンドMandrakeの曲のため1970年代前半から後半にかけての楽曲が多い。収録曲のほとんどは平沢進がソロに転向する1989年頃に再録されたものだが当時の音源も多い。Vol.2の方はプログレと言うよりも電子音楽実験音楽風だ。

70年代と言えば、プログレキング・クリムゾンといった雰囲気がある。平沢進自身も長髪にし、当初はプログレで活動していたが、80年代に入るころにKraftwerkテクノポップ・ブームに入る。機材をピンクに染め上げてP-MODELとしてデビューしていったのだ。

<作品例>

■Nektar『A Tab in the Ocean』

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Van der Graaf Generator『The Least We Can Do Is Wave to Each Other』

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Synthpop

解説70年代後半から、ニューウェーブとして新たなジャンルが生まれた。その一つがシンセポップである。リズムマシンシンセサイザーという電子楽器を大体的にフィーチャーしたジャンルである。

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Synthpop

日本ではテクノポップとして知られ(Kraftwerkが後に『Techno Pop (Electric Cafe)』という作品をリリースする)るが、通例はシンセポップだ。「美術館であった人だろ」でデビューするが、デビュー2作品目までで、以降はダークな色を纏っていく。YMOも4作目にてダークな曲調の『BGM』をリリースする。

☟下記のように初期作品は結構カバーされていたりする。POLYSICS然りSKYFISHER然り、ルーツのようにステルス的に多くのアーティストに影響を与えているのだ。海外のZom Zomsがカバーした「Love Story」は日本語めちゃくちゃなので面白い。

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<作品例>

DEVO『Q:Are We Not Men? A:We Are DEVO!』

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■Gary Numan『The Pleasure Principle』

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■Vidra『Tributo a Susumu Hirasawa』

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Post Punk

解説シンセポップと同様に70年代後期から出てきたジャンルだ。同時期に出てきたインダストリアルと同様に、商業的に消費される音楽に対しての対抗であり、反抗の精神である。演奏としてはスカムな雰囲気であり、ボーカルもシャウトしたようなものが多い。

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Post Punk

一気にダークサイドに堕ちた感があるが、その3rd『Potpourri』は最高の仕上がり。重めのギターの反響が素晴らしい。Another Gameではメンバーの右腕である田中が脱退した後の作品だが、あの名曲「フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ」収録。ピンクフロイドの「BIKE」カバーも収録。『Scuba』に関してはほぼ平沢のソロであり、宅録感があってまた違う雰囲気を醸し出している。

<作品例>

XTC『Drums And Wires』

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■Split Enz『True Colours』

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■Colin Newman『A-Z』

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Indie Pop/Rock

解説インディーズとはジャンルではない。インディペンデント=独立した、という意味だ。アーティストが制作するのは主にギターを基調にしたロックだが、そこに独特な電子的要素を加味し、オリジナリティを持たせたサウンドにしているのが特徴だ。

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Indie Pop/Rock

近年のソロ作品となるが、テクノらしい路線はほぼ核P-MODEL楽曲に収められるようになり、近年はインディー傾向の楽曲が挙がることが多くなった。最新作ではクラウス・ノミの「Cold Song」をカバーしており、実にオリジナル盤に収録された作品としては『Another Game』以来だ。

<作品例>

■St. Vincent『Masseduction』

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■Jain『Zanaka』

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■The Big Moon『Walking like We Do』

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Symphonic Rock

解説クラシック要素を持ったロックのことで、主にプログレバンド作品が多い。オーケストラとロックの共演などもこれに含まれる。

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Symphonic Rock

P-MODEL時代、また過去のソロ楽曲をアレンジした2部作だが、オーケストレーションされており、ジャンル分けするのであれば「シンフォニック・ロック」と捉えられる。

<作品例>

■The Moody Blues『Days Of Future Passed』

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Pink Floyd『原子心母』

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■Goth

ゴスとは、ポスト・パンクオルタナティブロックのサブジャンルであり、小説やファッションのジャンルでもある。暗いテーマがあり、中世的なロマンを感じられる妖艶さが特徴である。

Ethreal

解説 イーサリアル・ウェーブは、暗くて重い雰囲気を重視しており、リバーブの掛かったボーカルやドラムが特徴となる音楽だ。シューゲイザーやドリーム・ポップなどの音響系ジャンルである。

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Ethreal

この2作はP-MODELの解凍~改訂にかけての時期の作品で、中でも『Aurora』はプログレ色が強く、長尺トラックとなる「トビラ島」はタンジェリン・ドリームに影響を受けたトラックだ。

☟ちなみに、メタルと言えば『Aurora』収録の「舵を取れ」はブラック・サバスの楽曲にインスピレーションを受けているように思える。

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<作品例>

Cocteau Twins『Garlands』

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The Cure『Disintegration』

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Sigur Rós『Ágætis Byrjun』

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Grouper『The Man Who Died In His Boat

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Death Metal/Black Metal

解説ブラックメタルとは、ロックから派生したハードロック・ヘビィメタルのさらに派生ジャンルだ。特徴としては、宗教チックで荘厳なメロディを持ち、暗く重い雰囲気であることが挙げられる。ボーカルも仄暗い水の底から響くようなものも特徴だ。デスメタルブラックメタルからの派生であり、さらに死や地獄をテーマとした激しめの楽曲である。デスボイスと言われるしゃがれたボーカルも特徴的だ。

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Death Metal/Black Metal

イタリアのダーク・エレクトロニックプロジェクト「InhVmaN」のリッカルド・ブレット氏のデスボイスを平沢のシンフォニックな楽曲と融合させた作品となっている。楽曲全体の雰囲気としてはデスメタルというよりはブラックメタルの傾向が強い。もといデスメタルブラックメタルの派生ジャンルである。1曲目では「Cambodian Limbo」(『Blue Limbo』収録)の逆再生をサンプリングさせている。

<作品例>

■Carcass『Swansong』

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■Madmans Esprit『무의식의 의식화 (Conscientization Of Unconsciousness)』

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■Hardcore

ここでは主にハードコアテクノについて語る。特徴としては、高いBPMに強めのビート、攻撃的なサウンドを用いたテクノであることが挙げられる。細分化すると、ガバやハピコア、ロッテルダムテクノなどが挙げられるが、通常のテクノと比べて曲調が激しいのがわかるだろう。

Hardcore

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Hardcore

P-MODELを結成しようと思ったがメンバーが集まらなくて急遽発足したプロジェクトが核P-MODELだった。1stは特にタイトルも攻めたものが多いように思える(主に「崇めよ我はTVなり」)。まさにビジョンはハードコアである。

<作品例>

The Prodigy『Music for the Jilted Generation』

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Atari Teenage Riot『Delete Yourself』

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Industrial Rock

解説ポスト・パンクのムーヴメントから生まれたジャンルであり、同時期のインダストリアル(ノイズや騒音を基調としたジャンル)要素を取り入れたロックだ。

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Industrial Rock

9年ぶりに核P-MODELとしての『Gipnoza』が発表されたが、これにより核P-MODELの活動は存続する形となった(P-MODEL再結成は遠のいた)。『Gipnoza』の「それ行け!Halycon」では初期P-MODELをパロディとした作品になっており、キーボードソロは田中靖美によるもので、ライブでは福間創が担当した。

<作品例>

Nine Inch Nails『Broken』

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■KMFDM『Nihil』

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■Ambient

ブライアン・イーノが提唱した概念で、自然的な音を再現し、音響面に重点を置いたジャンルである。環境音楽とも言われ、フィールドレコーディングのように外の音を録ったものもこのジャンルに入る。

New Age

解説自然や生命をモチーフにしたテイストが多く、クラシックやジャズの要素も含まれる。ヒーリング要素があり、開放感のある音楽だ。

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New Age

平沢のソロが始まったのが平成元年の年だ。ソロ1作目の『時空の水』ではP-MODEL幻のアルバム『Monster』収録予定だったとされる「コヨーテ」「デューン 」が収録され、『Scuba』収録の「フローズン・ビーチ」がセルフカバーされた。『Virtual Rabbit』収録「我が心の鷲よ 月を奪うな」では冒頭でジャジーなピアノが弾かれている。

<作品例>

■Paul Winter『Missa Gaia / Earth Mass』

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Enya『Shepherd Moons』

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Worldbeat

解説前述のニューエイジにアップテンポなビートが付加されたものと捉えてそう相違はない。特徴としては、トライバルビートという民族的な要素が加わることで、異国のメロディとの融合していることが挙げられる。

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Worldbeat

改訂P-MODELから2000年代までの平沢作品である。平沢のタイへの傾倒からか、アジアンテイストな要素が盛り込まれることが多くなった。『電子悲劇』収録「Black in White」ではガムランが用いられている。また軍歌や古代音楽のように感じるメロディも多く、複数の要素があるように思える。

☟『電子悲劇』収録「ASHURA CLOCK」ではイントロ部分が808 Stateの「In Yer Face」にインスピレーションを得たような出だしとなっている。

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☟対してソロの方はタイに限らず様々な民族音楽を取り入れているように感じる
・台湾出身の農夫であり原住民歌手Difang氏

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ブルガリア民謡「Pilence Pee」

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・トルコ軍歌「Ceddin Deden」

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<作品例>

■Mahendra Kapoor『Aarti』

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Peter Gabriel『So』

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Enigma『The Cross Of Changes』

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Ambient

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Ambient

平沢愛用のタルボギターで作られたギターアルバム。オフィシャルサイト限定で手に入れることができるが、平沢はバックコーラスのような形で声を出しているだけでインストである。

<作品例>

Brian Eno『Thursday Afternoon』

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Tangerine Dream『Rubycon』

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Ambient Techno

解説アンビエントにテクノの要素が加わったものだ。またテクノ系のミュージシャンが発表するアンビエント作品はこれに該当する。特徴としては、テクノのような4つ打ちのビートやシンセサイザーが乗っかていることで、リバーブのような音響効果が掛かっていることが挙げられる。

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Ambient Techno

タイのSP-2にも評判が良かったとされる2作。90年代に入ってから旬名義のプロジェクトとしてリリースされた実験的な作品だが、明確に解散がされていないため、核P-MODEL同様に今後リリースされる可能性がないとは言い切れない。

<作品例>

The Orb『Adventures Beyond the Ultraworld 』

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細野晴臣『Medicine Compilation』

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Ambient Trance

解説同様に、アンビエントにトランスの要素が加わったものだ。トランスについては後述する。

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Ambient Trance

ネット上でアーティストを集ってコーライティング的に作成されたアルバム。P-MODELの小西、海外のローデリウスの三人のプロジェクト。どうやら海外のローデリウス版と比べるとリミックスが違うらしい。

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Roedelius, Global Trotters Project – Volume 1: Drive(海外版)

<作品例>

■Cosmosis『Psychedelica Melodica』

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■Saafi brothers『Mystic Cigarettes』

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■Trance

ハウスから派生したダンスミュージックのジャンルである。うねるリズムで反芻されることでトランス状態になるようなメロディーであることが特徴だ。

Trance

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Trance

1992~1993年と言えば、散開後のYMOが再生し、YMOとして『テクノドン』をリリースした年だ。ことぶき光の影響もあってか、かなりトランスでレイヴな雰囲気となっている。また『Solar Ray』はソロ楽曲をP-MODEL風にアレンジしたセルフカバー作品だ。

☟『mosaic via post』ではP-MODELメンバーの中野テルヲもサンプルの素材という形で参加している。プノンペンモデルの方ではP-MODEL楽曲をカバーしている(「幼形成熟BOX」「ルルル男」)。

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<作品例>

■Mijik's Magic Marble Box『Tokyo Trax』

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Hardfloor『TB Resucitation』

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電気グルーヴ『VITAMIN』

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Psydub

解説 Ambient Tranceと似た感じではあるが、これにダブの要素が組み合わさったものであり、前述のトランスのような激しいものではなく、トランスの持つ幻想的・神秘的な要素を保ったままチルアウト系の音楽にしたものである。インド音楽とも造詣が深い。

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Psydub

ジャケットを見てわかる通り『Sim City』は平沢がタイの要素を取り入れたソロ作である。また『Switched-On-Lotus』は『Sim City』『Siren』などの作品からのセルフカバー作品であり、SP-2を追悼する意も含まれている。

☟下記がタイ民謡のカバーとして収録された「Seh Le Mao」の原曲?である。

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<作品例>

Shpongle『Are You Shpongled? 』

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■Gaudi『Earthbound』

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■Hallucinogen『InDub』

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■現代音楽

クラシック音楽の20世紀後半から現在に至るまでを示し、音楽理論から外れた実験的な試みや手法を取り入れた楽曲が見受けられる。ポップな要素はほぼなく、音楽という定義からどこまでできるかという挑戦的なジャンルである。

Experiment

解説音楽と言うよりも、音として、録音物としての概念。電子音楽としては最古のもので、クセナキス、マリー・シェフェールなどの現代音楽家がサンプリングやプログラミングを用いて音楽という枠を広げようとした試みがこのジャンルに当たる。彼らは先駆者とも言えるが、ジャンルとして語られる際には、独特の試みが見受けられ、既存のジャンルに当てはまりにくいものがこれに該当する。

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Experiment

80年代に発足したプロジェクト"旬"楽曲のコンプリート作品が『Ooparts』だ。中にはP-MODELでも使用された「1778-1985」収録。サンプラーを使わず、オープンリールで自作楽器ヘヴナイザーを作成して作られた楽曲が多数収録されている。代替できるものは安価で収めて再現する平沢進の心意気は見習いたいものだ。"不幸のプロジェクト"では小西健司と共に出した最初で最後の作品が『不幸はいかが?』だ。この作品ではP-MODELの「サイボーグ」やAphrodite's Childをサンプリングして作成されている。

<作品例>

■Open Reel Ensemble『Open Reel Ensemble』

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■Cluster『Zuckerzeit』

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Modern Classical

解説電子楽器を用いて作成されたクラシック音楽。または今の時代にクラシック音楽の試みをした音楽がこれに当たる。

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Modern Classical

P-MODEL結成前に田中靖美と作成した幻の音源。まさにウェンディ・カルロスや冨田勲のようなシンセサイザーを使用したクラシック作品となっている。

<作品例>

■Walter Carlos『Switched-On Bach』

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Walter Carlos – Switched-On Bach
冨田勲『月の光』

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Epic

解説映画やゲームなどで使用されるような荘厳な音楽だ。サウンドトラックと併用されることも多く、オーケストレーションされたような楽曲であることが特徴だ。

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Epic

本作品はワーク集でありコンピレーションアルバムだ。『映像のための音楽』はアニメ作品やゲーム作品等で作られた楽曲をまとめており、『Symphonic Code』では『デトネイター・オーガン』『グローリー戦記』の楽曲をまとめた作品だ。また『Ash Crow』はアニメ作品「ベルセルク」の楽曲のコンピレーション作品だがジャケットの自己主張が強い。

澤野弘之澤野弘之 NHK WORKS』

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■Zack Hemsey『The Way』

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■Globis『Epicon』

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―――ジャンル分けについて

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☟下記動画では、太古から現代までの音楽史についてを7分ほどでまとめている。後半からはニューウェーブ以降の楽曲など、音楽スタイルの変化が目まぐるしく進んでいったことがわかる。

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参考・関連文献

・Ishkur's Guide to Electronic Music

music.ishkur.com

・AllMusic

www.allmusic.com

・Discogs - 音楽のデータベースとマーケットプレイス

www.discogs.com

Susumu Hirasawa Official site

susumuhirasawa.com

・平沢博物苑

www.pinkytrick.com

平沢進の音楽性は何の影響? 教えて!goo

oshiete.goo.ne.jp