1.Various『Nanoloop 1.0』
全体的にはゲームボーイのようなチップチューンサウンドだが、Stock, Hausen & Walkmanだったりフェリックス・クビンが参加。異色のMerzbow作曲はドローンノイズの上を電子音が規則的に鳴るノイズミュージック。
2.Ramiro Musotto『Sudaka』
ビリンバウというブラジルの民族楽器の音色がテクノと上手くフュージョンしてダブやトランスになっている。
3.KZA『Dig And Edit』
シンプルで心地良いミニマルな四つ打ち。雨宿りのカフェ休憩やらおうち時間で聴くと最高にチル。「Routine」とか最高。
4.V.A.『Gravel Miss』
ジャケの通り、全体的に8bitサウンド。「08@HPX」とかラウンジ的、アンビエント的で、「Mars.CopyMedia.Failure」はインダストリアルな雰囲気のテクノ。
5.Douglas Bregger『Vampire Radio』
DJのミックステープのようにイントロでMCが入り、そこからひたすらミニマルなシンセのメロディ。80年代の映画音楽のような雰囲気で、ジャケから演奏まですべてDIY感溢れる。
6.Panasist『星空のパナシスト / ダミー・ロボット』
静電気みたいなチープなパチパチ鳴るシンセを使った80年代前後のテクノポップ。
7.I-LP-O In Dub『Capital Dub Chapter 1』
パンソニックメンバーであるイルポ・ヴァイサネンによるソロプロジェクト。ダブとあるが、ダブテクノというよりグリッチとかノイズ系に近い。
8.Porter Ricks『Anguilla Electrica』
ダブテクノ。グリッチっぽい感じもあり、ミニマルでミドルテンポな感じがエレクトロニカって感じ。
9.PEVO『PEVO』
名前からしてDEVOをもじっているが、94年に平沢進主催のP-MODELのコピーバンド大会「Errors of P-MANIA!'94」でグランプリ受賞したバンドで現在も活動中。ジャケも最高な1stで「平沢に声が似たボーカルだが少し高いな」と思ったら本人だったことに驚き。「随所ヒラサワっぽい声あるな」ってところは無加工だったのか…。
テクノポップ全開で全体的にPOLYSICSやアーヴァンギャルドっぽいサウンド。P-MODEL『Perspective』収録の「Coelacanth」は90年代レイヴのようなアシッドなアレンジ。
司会の加藤賢崇さんが、CDとはボーカルが違うから今日のライブはレアみたいな事を言っていたけど、その時はなんのことやら。
結局、このアルバムのボーカルは平沢進で声を加工していたとわかるんですが、当時セガサターンというゲーム機が、ピッチ調整でCD再生できる機能があり、ピッチ落とし平沢さんの声に戻して聴く遊びがパソ通界隈で流行ったことを補足しておきます。
note.com10.PEVO『NON-STOP PEVO!』
約10年以上ぶりの2nd。ジャケ画DEVO『Q : Are We Not Men ? A : We Are Devo ! 』っぽい美少女ジャケ。「チョーツー」から最高で、シームレスに曲が繋がっていく。こうやって聴くと1stと声が違うのに気づくが、Daft Punkのように声を加工しているので気付きづらい。普通の日本語が話されておらず、所謂PEVO語が使われているのか? 「ネイサー」も癖になるリズム感で宇宙民謡的雰囲気。
以上。