Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

チルできるエレクトロニック10選⑩

1.Nice Girl『Yummy』

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なんとなくノスタルジックな、00年代を感じるシンプルで洗練されたハウス、ダンスポップ。

2.Tim hecker『Virgins』

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OPNのようなダーク・アンビエント感。「VirginalⅠ」とかミニマリズムとフィールドレコーディングの混ざった現代音楽的な作風なのにどこかダークファンタジー系のRPGのサントラのようで美しい。「Radiance」も古代建造物の寺院で流れてそうな、瞑想に良い雰囲気のアンビエント・ドローン。

3.Various『World Wide Kind』

Various – World Wide Kind

冒頭からサイケ・トランス。いかにも90年代のレイヴっぽいサウンドで、主にBPMの低いチルトランスを流している。平沢進の「Moon Plant One」を聴くだけでも価値がある。『Blue Limbo』収録曲っぽいサウンド

4.Pan Sonic, Keiji Haino『In The Studio』

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広く張り巡らされた電子ノイズの上に灰野敬二のボイスパフォーマンスが乗っかっている作品。広いホールのような音響で灰野の声が響き渡るが、地底から響く地鳴りのような低音から未知の世界の怪鳥のような高音まで多岐に渡る。灰野のギターを堪能出来るビートもの「"Without Doubt", An Attestation Written From That Time, Will No Longer Have Effect, Because The Wound Has Widened So Much」最高。

5.佐藤理『Objectless』

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アンビエント色が強くAphex TwinのAmbient Worksっぽい雰囲気。オリジナルは美大生時代に作成された(1983年)というカセットテープだが時代が早すぎたのではという感じがする。オリジナルを基調に少し脚色した感じで、当時の空気に触れた音で作られたテクノは趣深い。

6.Sugiurumn『Someone Is Dancing Somewhere』

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スーパーカーサカナクションみたいな雰囲気の4つ打ち。スチャダラのアニによる「Slowmotion Through The Night」もディスコチックなミドルテンポのラップの中毒性が高い。曾我部恵一の「Love Degrees」とかカッコ良いテクノ。

7.GENDEMA『sassy things』

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チルでシンプルなIDMチックなドラムン。インテリジェント・ドラムンベースみたいな感じだが、そこまで堅苦しさが無くて軽い感じ。無機質でシックな空間に合うサウンド

8.田中フミヤ『Right Moment』

Fumiya Tanaka - Right Moment

もう始まってるクラブイベントに飛び入りで参加したみたいに再生した直後から既に始まってる表題曲は、繰り返されるミニマルなボイスサンプルに一定のビートが続く作風。全体的に夜より昼過ぎくらいに聴きたいチルなエレクトロ系。

9.Compuma『Horizons』

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エレクトロニカって感じの作品。ミニマルなビートを主体に、クラフトワークのようなテクノのシンセ・リフが乗っている。昔のプレステのパズルゲームのBGMにこういうのありそう。アンビエントな雰囲気の1と5。

10.Blasé『BLABLABLA』

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「Instant Magique」から洗練されたエレクトロなグルーヴに惹き込まれる。「Ice Comfortable」のリズム感もそうだが、若干ボサノヴァを感じる。「Jacques」もクールなトラックで、フランス語によるラップが新鮮。全体的に上品でラウンジ的な作風。どこかY2Kを感じる。

 

以上。