人間やっぱりchillしたい時があるだろう。こういう時、落ち着いたジャズとかアンビエント系の曲を聴くことが多いが、では「瞑想したい」とか「考え事したい」ってときはどうだろうか。スポークン・ワードも良いが、どうもインド系の音楽とかチャクラが開きそうな曲を聴きたくなる。そこで、個人的に瞑想向きなアルバムをいくつかピックアップする。
1.Lonnie Holley『Just Before Music』
open.spotify.com音楽というよりほぼ浪曲に近い。語りに近い歌とうねるようなシンセ音が鳴るシンプルな構造ながら引き込まれる。宇宙的なインスピレーションまで感じられる。
2.Diga Rhythm Band『Diga』
タブラの音が凄く綺麗。ポップで軽く、テンポも速いのでまったりしつこい感じがしないインド風音楽。ジャケがとても良い。
3.Laraaji『Celestial Music 1978 - 2011』
インド風のシンプルなインストで癒される。ガムランのようなトライバル感でいてうるさくない。ドローン・アンビエントのような曲もあり、カリンバやシタールの音色が良い。14:00とか昼寝時くらいに聴きたい曲。
4.Rapoon『Recurring (Dream Circle)』
瞑想のために作ったんじゃないかってぐらいのチャクラ系音楽。サウナとかで流れてたらトランスするんだろうな。アンビエント・ドローンっぽい曲が多い。
5.Francis Bebey『Psychedelic Sanza (1982-1984)』
ジャングルの中央に取り残されたら心の中でこんな曲が鳴るんだろうなって感じの曲ばかりで良い。たぶんアフリカの部族の村に一週間滞在したらこんな曲をずっと聴き続けるんだろうなって感じがする。
6.Flying Lotus『Cosmogramma』
宇宙的で宗教的な感じがする作品。どこか心を放り出されたような、瞑想空間のような作品。個人的にDo The Astral Planeが好き。高次元まで超越してしまいそうな勢い。
7.Alice Coltrane『Journey in Satchidananda』
トラッド・ジャズとでも言うべきか、インド風の音楽に聞こえる。ジョン・レノンよりオノ・ヨーコが好きみたいな感じで、ジョン・コルトレーン作品より好きかもしれない。
8.Third Ear Band『Mosaics: The Albums 1969-1972』
映画の盤劇のようなクラシック的な雰囲気から勝手に現代音楽かと思ったらロックバンドだった衝撃。しかもイギリス出身。チェンバー・ロックという管楽器、弦楽器を取り入れたロックという形態らしい。
それらを知らずに聴いてるとインドのようなブッディズムのある音楽に聞こえないでもない。
9.Tasos Stamou『D.A.D』
瞑想的・宇宙的なエッセンスを兼ね備えている。ブズーキっていうギリシャの楽器が全体の良い雰囲気を醸し出し、電子的なアプローチが効いて宇宙へのチャクラが開いている。ただ全くギリシャ感はない。中東辺りの雰囲気は感じる。
10.Dalai Lama『Inner World』
このタイトルの記事にこれほど模範解答のような音楽はない。アーティストはダライ・ラマ14世である。
スピリチュアルな音楽に載せてダライ・ラマの教えとマントラがポエトリーリーディングのように組み合わさり、放出される。これこそまさしく聴く瞑想だ。
以上。