Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

最高に跳べるアルバム10選⑩

1.Hirsche nicht aufs Sofa『Melchior (Aufmarsch der Schlampen)』

christophheemann.bandcamp.com

ジャンルも年代も不祥な感じの作品。ジャケ画も相まって、色素の抜けた大人向けのアドベンチャータイムのような、うなされてる時の悪夢のようなぼんやりとしたトリップ感が残る。

2.Chris Rehm『[i found an] Elephant Ring [and gave it to you]』

chrisrehm.bandcamp.com

天気が悪い日の雨模様のノイズ交じりのアンビエントから廃墟で弾いたようなリヴァーブが凄いギター。もう閉園したアドベンチャーランドのようなディストピア感がある。「Coming Up Roses」が最高。

3.Yoko Ono『Yoko Ono / Plastic Ono Band』

open.spotify.com

演奏は間違いを許されない。ただ軽快にロックンロールをやってるところにヨーコがやって来て奇声を発することで作品が完成している。ヨーコは終始間違ってても作品になるから良し。子供がふざけてやるような喉歌が特徴的。

4.Junko & Mattin『Pinknoise』

Junko & Mattin – Pinknoise

ノイズバンド・非常階段のメンバーでもあるJUNKOとマッティンの共作。電子的なノイズの轟音にJUNKOの叫び声で構成されている。遭難しても暫くは大丈夫そうなパワフルなスクリーミングでパワーを貰える。

5.Nihil Fist『This Is Turbospeed Powerviolence! 』

nihilfist.bandcamp.com

昔のビデオを見て癒し系音楽を楽しんでたらふとした拍子でプラグが中途半端に抜けて鳴ってしまったノイズがいきなり始まる。ジャンプスケアのような轟音ノイズコアの嵐から、後は復帰できないであたふたしてる余韻のように続く。

6.Esplendor Geométrico『El Acero Del Partido / Héroe Del Trabajo』

open.spotify.com

ノイズがそのままビートになったような作風。志半ばで途中で作るのをあきらめたテクノが時の流れで劣化し、不良のたまり場のような治外法権な極悪なノイズになっていたような作風。

7.Leslie Winer『When I Hit You - You'll Feel It』

open.spotify.com

だいぶやさぐれたトリップ・ホップ、または動きすぎて疲れて休憩中のEBMと言う感じ。動き回るのを辞めて瞑想にふけっているDAFのようなサウンド

8.Zen『Tanbul』

open.spotify.com

低音の鳴りが良いインドのゴアのようなサウンド。落ち着いた作風の時のボアダムスのような印象。下北沢の怪しい古着屋で流れてそうな雰囲気。

9.Tomo Akikawabaya『The Invitation Of The Dead』

open.spotify.com

冒頭12分ほどのアンビエント・ドローンが入り、以降はDIY感の強いWinkのようなニューウェーブ的な曲が続く。

10.Suckdog & Costes『Rape GG』

suckdog2.bandcamp.com

物置小屋でそこに置いてあるバケツやドラム缶やらをラジオを付けながらやけくそになって叩いて成り立っているようなパンク。

 

以上。