落ち込んだ時はパーティみたいな曲で気分を底上げしたい気分であったり、静かでしっとりした曲に癒されたかったりする。人生の応援歌的な露骨なものなんかより、よっぽど身に染みるものってのがある。
最近気づいたのは、アフリカやブラジル当たりの流行歌(MPBとか)みたいのがかなり心に滲みるということだ。
1.佐野元春『Someday Collector's Edition』
冒頭の「Sugartime」から最高だとわかる。全体的に少し気の抜けた清涼感のある感じが良いが、「Vanity Factory」でのBADCITYのような激しいロック調の曲に目が覚める。
2.大瀧詠一『A LONG VACATION』
やっぱりナイアガラ系最高。
魔法のように明るい気分になれる。旅行気分の贅沢を味わえるアルバム。トレンディな喜劇を聴いているような感じ。まるで、こういうのを待ってたって感じで思わず聴いて感動する。
☟『EACH TIME』も最高過ぎるんだよな…
3.Moonriders『月面賛歌』
いろんなアーティストがアレンジしたものをムーンライダーズが歌うっていうコンセプトのアルバム。とにかくやみ気味だったときに聴いて助けられた。
こういう参加アーティストが多い祭りみたいなアルバムが好きなんだが、テイ・トウワ編曲の「僕は幸せだった」が最高過ぎて…。
斉藤和義編曲の「恋人が眠ったあとに唄う歌」も爽やかな清涼飲料みたいで良い。
4.Pixies『Doolittle』
冒頭のギターから懐かしいあの頃へ呼び戻されたような感覚になって感動する。
フランシスのほぼ叫びって感じのボーカルも良い。「Hey」も夕方とかに落ち着いて聴くとしみじみする。
5.Caetano Veloso『1969』
渋谷系かってぐらいオシャレなんだけど、結構いろんな雰囲気の曲があって良い。
ビートルズみたく俗称ホワイト・アルバム。
6.Dur-Dur Band『Volume 5』
アフリカのジャクソン5って感じ。マイケル・ジャクソンやボブ・マーリーに影響を受けたらしいが、まさしくアフリカって感じがする。
祭りばやしみたいな感じが愉快で、全編明るい気分になる。向こうのソウルやディスコってやっぱ良いな。
7.Dr.Feelgood『The UA Year』
ミドルテンポな感じでのロック・パンクって感じが良い。疲れてるときでも入ってきやすい。飽きないが聴き疲れする感じでもないのが良い。
8.Boubacar Traoré『Mali Denhou』
アフリカの吉田拓郎かっていう感じでギターと声が癒し。
こっちでいうフォークソングっぽい感じがするが、爺ちゃん祖母ちゃん家みたいなふるさと感がある。
9.Jorge Ben Jor『Samba Esquema Novo』
ボサノヴァのリズムとかって鎮静作用がある気がするな。エコーが掛かったボーカルも良い雰囲気で、スナッキーで踊ろうみたい。
10.Hoodoo Fushimi『Kenka Oyaji』
ビックリしたのがLick-Gの実親ってこと。宅録だが初期の電気グルーヴっぽい。Grandmaster FlashとAfrika Bambaataaっぽいトラックとネット記事に記載があったが確かにそんな感じする。
☟宅録と言えば元祖DIY音楽の祖って言われるR・スティービー・ムーアも多作で良い。
以上。