蕎麦屋に入れば店員に訊かれる"もり・かけ問題(森友・加計問題)"。
基本、そばは冷たくもり蕎麦で。うどんは温かくかけうどんで。がベストだと思っている。
あと、うどん屋にてもりうどんが提供されて前述のことを思ったのだが、うどんの薬味は山葵ではなく生姜が良い。うどんはダシの効いた汁が美味いものが良く、そばは強くコシがあって風味が漂うものが良い。
☟下記の町田康名義作品。タイトルに反して全体的に聴くとうどんが食いたくなるし、町田氏がうどん好きなのが伝わる。
■町田康『犬とチャーハンのすきま』
トラックはそこまで過激では無い普通のロックっぽい感じだが歌詞がぶっ飛んでいる。「うどんのなかの世界」は中毒になるグルーヴ感でカッコ良い。全体的に町田康がうどん好きなのは伝わった。楽しそうなのが最高だし、独特のシャウトやハスキーボイスも癖になる。「あなたの終局」はピアノが美しいエンディングに良さげなチル曲。
☟既に下記noteでそば屋についてまとめられている記事があったので載せておく。ラーメン屋は腐るほどあるのに、そば屋ってなかなかチェーン店がないし、うどん屋についてはよりない感じがする。
そば
蕎麦をすする音がハラスメントと言われることがありますが、ワインのテイスティングと同じですする事で鼻に抜ける微香を感じます。
— 神田錦町更科 (@kandasarashina) 2024年10月25日
あーと息を吐き、うんと息を吸う呼吸が、この世の始まりと終わりを表しているといいます。
世界中いろんな食べ方があっても良いと思いますが皆さんはどう思いますか。 pic.twitter.com/PddhzhqG1A
そばは、うどんに比べてその生地に対するこだわりが深い気がする。というより、そばは生地における比重が大きい。あと、美味い蕎麦屋って横浜とか神奈川県に偏っている印象がある。
1.富士そば
そば界のマックこと富士そば。隣のラーメン屋が行列をなしている中で相対的にかなり空いている。どこに行っても富士そばはいつも空いているので安心して食にありつくことができる。小諸そばとか、いろいろ蕎麦屋はあるものの、値段と入りやすさなどを考慮すると多分一番美味しい。そばが食いたくなったら富士山盛り(そば3玉分)をここに喰いに行く。
Q.一番お金のかかったトッピングは?
— 名代富士そば【公式】 (@fujisobar) 2024年4月11日
A.ほろほろ肉そばにトッピングを乗せすぎて、合計で税込3610円かかりました(去年) pic.twitter.com/HComIetA8J
焼きそばの上に大量の豚肉を乗せる。
— 名代富士そば【公式】 (@fujisobar) 2024年5月16日
これだけで優勝できます。 pic.twitter.com/V3vh1Hfv2R
賛否を揺るがすコロッケそばなんかが食えるのが良い。そば界のジャンクフードだ。通ってるとよく高頻度でマニアックなコラボ企画(科捜研の女コラボなど)を行っているのでそれも楽しみだ。
これで老後の資金も安心!?
— 富士そば(基本発信のみの一方通行) (@fujisobar) 2021年10月17日
映画 『老後の資金がありません!』 コラボ版の【500円(税込)セット】本日開始!
※映画は10月30日(土)ロードショーです♪#老後の資金がありません!https://t.co/PA3mZRX5ld pic.twitter.com/Ycl3r9Uxbw
2.ゆで太郎
季節のメニューがあり、6月の太郎三昧そばをいただいたが、富士そばの富士山盛りよりコスパが良いかもしれない。「天そば」「薬味そば」「とろろそば」の三つが入っているセットだが、どれも美味い。天ぷらがサクサクで温かい。七味や山葵など薬味類も揃っていて、富士そばよりコシはないが、程よいまとまりがある。店舗がなかなか見つからないのが厄介。
3.味奈登庵
富士山盛りというメニューがあるようだが、そばにおける「もっと喰いたい、足りない」を解決できるメニューだと思われる。昔食べたのがこれだったか不明だが、横浜に仕事に行った時に立ち寄り、何重にもせいろが重ねられたそばをバク食いした。
コスパと言う意味では最高だと思う。味も美味しかった印象。また食いに行きたい。
4.そば天丸
横浜の都筑区にしか存在しない蕎麦屋。今まで食べた蕎麦の中では一番美味しい。生卵が無料でトッピングできるが、初見ではゆで卵と勘違いする。そばを食べ進めた後半戦に、つけ汁に生卵を落として味変するというもの。なかなか食いに行けないのが困難。
5.豊はる
平日昼過ぎに来店。店内は入れ代わり立ち代わり。肉そば500円。どうやら豚のバラ軟骨を乗せた「パイカそば」が有名のようでこちらも500円。肉そばに乗っている肉もデカくて出汁が効いたスープも上手くて飲み干せる。
6.吉そば
大盛りが無料にリニューアルした(特盛は+100円)。麺の種類も無料で選べ「平打そば」「極幅そば」「細うどん」があり、天玉(580円)を注文。温かい・冷たいで選べるが、天玉は卵を溶いてめんつゆと一緒に食べると最高。「極幅そば」より普通の「平打そば」の方が個人的には食べやすい。
うどん
うどんは蕎麦と比べて生地に対する比重は大きくない。それ故に蕎麦と比べて失敗することは少ないし、偏見だが、蕎麦屋よりもうどん屋の方が物腰柔らかい亭主がいる印象(個人の小さい古い蕎麦屋なんて地雷引いたら終わり)。
元ジャリズムのオモロー山下が始めた山下本気うどんも美味しく、都心で見かける若者人気のうどん店で種類も豊富な印象。そのインスピレーション元となったうどん店・うどん慎は、海外のお客さんがよく並んでいるが、店の外にメニューとウォーターサーバーがあるので夏の日の待ち時間でも良い。
7.そば処 かめや
新宿の思い出横丁にある「かめや」が有名なのだろうが、あの辺は混んでるし狭いし落ち着けない。一方で神田駅の東口にあるかめやは日によってはまあまあ空いていて良い。ここの天玉うどんが最高においしい。出しの染みた天かすと温玉。結構腹持ちが良い。530円だが、これを丸亀で食べるともっとするだろうし、店の佇まいからして美味しい。店の近くからもう饂飩出汁の良い香りが漂って誘われる。
8.味の民芸
あまり見かけない感じはするものの、国道沿いに存在することが多い印象。
手延べうどんの食べ放題の際に食べに行ったが、もちもち具合が丁度良くて最高。天ぷらも美味いし、甘味で和菓子の涼しん棒も美味い。ただ、うどんのつゆがもっとうどんに相応しいだし汁があるだろうし、薬味も山葵ではなく生姜だと思う。もう蕎麦の仕様みたいな感じ。でも美味くて食える。
9.肉汁うどんかんだ屋 神田本店
肉汁うどん専門の立ち食いうどん店。替え玉が何回でも無料。ただ割とうどんのコシが強くて食べ応えがあるため替え玉1回でも腹持ち良い。オーソドックスな肉汁うどんで1000円だが、それでも腹いっぱい食うつもりならコスパ高い。薬味は七味ぐらいで水はセルフサービス、店内は人がひしめく感じで狭いが肝心なうどんは最高。
10.麺匠の心つくし つるとんたん
六本木の店舗で「天扶良のおうどん」(1780円込)を食べたが、うどんを3玉分まで無料で増やすことが出来る。3玉にするとかなり量があり、横綱が呑む盃くらいでかい器で来るので男性でも1.5~2玉くらいまででよい。うどんもコシが強くて餅のような弾力があって噛み切るのが難しい。夏場に行ったものの、関東限定でかき氷が甘味として提供されていて、うどん自体も夏仕様で氷が浮いていて、南極大陸が配膳されたかと思った(普通に温かい奴もある)。
以上。