ジョン・ゾーンのレーベルTzadikが突如サブスク公開。ギターファンにはジュリアン・ラージのリーダー作以上の弾きまくりが聴けるプログ・メタル系の”Insurrection” “Salem 1692”、コンテンポラリージャズ系の”Incerto” “multiplicities II”等がおすすめです。https://t.co/K0INhSQwUI pic.twitter.com/He4OgHvbZc
— Yoichi Hirai 10/25(水)ピットイン昼の部 (@HiraiYoichi) 2023年9月28日
何を隠そうワタシのジャズファンとしての原点はTzadikです。というかJohn Zorn。特にMasadaのDVD『Live At Tonic 1999』の1曲目「Hath Arob」。こんなすごい音楽があるのかと呆然としましたね。この映像を観て初めてジャズに脳天撃ち抜かれたのでした(特殊なジャズ入門)https://t.co/XUIWIHkJDO pic.twitter.com/9SkypwXXqA
— カンパニー社 (@parusminor33) 2019年12月8日
1.Cyro Baptista『Bluefly』
なんとなくラテンチックなギターが映える「Menina」から始まり、インドチックなシャヒバージャを用いた「Tarde (Homage To Luis Vieira)」もあり、多国籍感のあるジャズ、というより民族音楽っぽい。マンドリンを用いた「Hammer」とか儀式に用いられる音楽っぽい。ジャングルみたいなビートの「Love Song」も途中でビートが消えたり、展開が不思議。クラブジャズっぽい要素もあるのが最高。
2.Henry Kaiser『Requia And Other Improvisations For Guitar Solo』
はじめはガムランのような音響の効いたアコギの即興演奏のような感じだったが、エフェクター繋いで鳴らしたような「Tandem Ghost Bike – For Pete Cosey & Sonny Sharrock」とか、普通にギタリストが即興で演奏披露してくれてるみたいなサウンド。これをジャズと称するのには、ジャズの幅の広さを考えさせられる。
3.Larry Ochs『The Fictive Five』
複数のサックスの音色とややくぐもった感じのするドラムの音。コントラバスのようなベースの音。それらが躍動と弛緩を繰り返しながら即興演奏されている。
4.John Zorn | Bill Laswell『The Cleansing』
ジョン・ゾーンのサックスとビル・ラズウェルのうねるような、エフェクトの効いたベースがクール。全体的にドラムや低音が無いのでアンビエントっぽいアブストラクト感がある。それだけにジョン・ゾーンのサックスが際立ってチャクラが開けそうな雰囲気を醸し出している。
5.Karl Berger『In a Moment』
ピアノを基調としたクラシカルなジャズ。ジャケのような灰色の空の昼下がりに何もせず落ち着きながら聴きたい。ドラムなどのリズム隊は無く、ストリングスがスパイスとして少しあるだけで、シンプルな構成。
6.Gyan Riley『Silver Lining』
ギターのみで奏でられるラテン系ジャズ。ギターの響きだけでラテンを感じるが、一曲の中で序破急がある「Sometimes You Go Back For More (For Kenton Youngstrom)」のように、プログレ的な側面もある。「Cyclone (For Aniello Desiderio)」のように、ほぼ序盤からイントロなしで既に始まっている。
7.Steve Beresford『Cue Sheets』
ジャンル付けが難しいサウンド。「Outside In」は最初クラシックの劇伴的サウンドだったが、途中アブストラクトなパートを経て、ラテン的なカーニバルみたいなサウンドが始まる。もはやプログレ。後半はブラジルだかジャマイカ辺りのビーチで奏でているようなサウンドへ。「Loop」はディズニー作品の劇伴のような雰囲気のジャズ。「フレンド・ライク・ミー」っぽさある。「Stationary Moves Me」とかもうハウスで、毛色変わり過ぎ。後半はフリージャズのような、メロディもない前衛的な展開の曲多め。と同時にほのぼの系ゲームのBGMっぽい曲も多め。全体的に確かにジャズだが、ジャズっていう印象は少ない。
8.Marco Cappelli Acoustic Trio『Le Stagioni Del Commissario Ricciardi』
まとまったリズム隊ではなく、錯乱するようなドラム(キック音はほぼない)。クラシック。ギターのラテンチックな音色とコントラバスが主体となっている。その他パーカッションやらの音色はあるが、音数少なくシンプルながら、北欧酒場的なサウンド。
9.Miles Okazaki, Trevor Dunn, Dan Weiss『Hive Mind』
「Smoking Gun」とかグラインドコア並みに激しいドラミングにノイジーなギター。「Insensitivity Training」「Release The Footage」ではジョン・ゾーンが参加しているので、坂道を転げ落ちるような炸裂するアルト・サックスを堪能することが出来る。ラストは「Wet Robot」はローテンポでノンビートなジャズでずっと聴いていられる。
10.Brian Marsella Trio『Outspoken – The Music Of The Legendary Hasaan』
リズムをつかんでノッてき始める「Three-Four Vs Six-Eight Four-Four Ways」から軽快なバップ。最後までずっと軽快なリズムの上をピアノが走っている。
以上。