1.James Blood Ulmer『Black Rock』
黒人音楽及びそのリズム感やセンスが感じ取れる最高にロックな作品。その最たる曲が「Black Rock」。うねるベースに炸裂するドラム、ボーカル。
2.Goa Gil『Har Har Mahadev』
全体的にインド奥地の洞窟の底で日を灯してひっそりと踊りたいゴアトランス作品。レイヴのような激しさはなく、瞑想的なトランスに陥りそう。
3.General Dub『Battles 2042-2066』
ずっとダブテクノが流れる。IDM的な雰囲気で、ジャマイカ的な温かさや陽気さはない、インテリジェンスを感じさせるようなサウンド。日射しではなく、コンクリートや金属のシックで冷たい印象を受ける作品。
4.Beat International『Let Them Eat Bingo』
ノーマン・クックによるダンスミュージックグループ。サンプリングの嵐とビートが後のビッグ・ビートを彷彿とさせるが、どちらかと言うとヒップホップのようなライトな雰囲気。とにかく愉快でバラエティに富んでいる。
5.Emine Cömert『Horon』
冒頭からもう始まってるパーティに顔を出すかのように、割とスピードの早い民族音楽が流れる。トルコ北東部の伝統舞踏音楽ホロンというものらしい。
6.Pat Thomas & Kwashibu Area Band『Pat Thomas & Kwashibu Area Band』
南アフリカのトライバルなサウンド。ダブみたいなレゲエのような雰囲気があるが、アフリカダブさんブルな雰囲気。パーカッション少な目で、ジョージ・ベンソンさながらのギターの音色が心地良い、最高のチル作品。
7.Luscious Jackson『Natural Ingredients』
モンド寄りのトリップホップと言う印象。『Screamadelica』のようなクラブ寄りのロックみたいな感じもする。ダウンテンポにしてはダンサブルで、ハウスやヒップホップと言う感じでもない独特な雰囲気。
8.Muhammad Ali & The Ali Gang『The Adventures Of Ali And His Gang Vs. Mr. Tooth Decay (Volume 1)』
謎のアリコールの歌を開幕にして以降ラジオを聴いてるかのような感覚。英語で何言ってるか不明。度々アリの名が挙がるのと、子供の教育番組的な穏やかなムードが漂う。
9.Killer Bug『Killer Bug』
高架下で何かやってるかのような残響。時折バックで流れてるスピーカー音源みたいなJ-POPもエモい。ふざけて叫んでるようなシャウトも時折入ってくる。2曲目のライブパフォーマンスでは伸びやかなノイズ。
10.Burqa Boyz『Miami Arab Emirates』
北アフリカ・リビアの音楽グループの作品。音割れ気味でトライバルでハイな表題作も最高。アフリカ的なリズムとクラブチックな雰囲気が融合してイルでサグな作品に仕上がっている。
以上。