1.No Artist『密教 阿字観瞑想』
お経と鐘の音をバッキングトラックとして読経するスポークン・ワード作品。語りが耳に入ってきやすいので惹き込まれてしまう。寝る時のような何もしない状態の時に聴くと良い。BGMのように流し聴きするのにはあまり向いていない。
2.Various『Summer Of Rainbow 97』
瞑想に良いメディテーションなトランスを堪能出来る日本のテクノ・コンピレーション作品。
3.CAVS『Cavs』
トライバルな響きを感じる作品。インドのゴア的なパーカッション・ハードコアと言う感じだが、スピードも速くないし、激しくはない。ミニマリズムなパーカッションでメロディはないが、ファンクのような心地よいリズム感がグルーヴを生んでいる。
4.Haco『Haco』
古代の音楽のような原始的な響きで音数は少ない。アンビエントな響きでどこの国なのか分からないモンド感が漂っている。
5.甲田益也子『Jupiter』
最高で極上なラウンジ感。ボーカル物が少なく、音響系のサウンド。「A Story Teller Is The Sun」とか良い。優雅な昼過ぎを過ごしたい時には持って来いの作品。コーヒーや紅茶の湯気のように風に吹かれて消えそうな儚いひと時を過ごせる。
6.Dengue Dengue Dengue『Semillero』
ミドルテンポでトライバルな雰囲気の作品。ミニマルで展開と音数が少ないので、時折静寂さえ感じる。かと言って聴いていくうちに聴き込んでしまうのでBGMとしては相応しくない。意外にも惹き込まれていく。瞑想に良い。
7.Gamelan Sekar Tunjung『The Music Of K.R.T. Wasitodiningrat Performed By Gamelan Sekar Tunjung』
人の声がするガムランのコンピレーション作品。祭囃子のような感じでどこか日本の和の雰囲気さえ感じてしまうが、ガムランはインドネシアの音楽。20分近くする「 Ketawang Gending Purnomo Sidhi, Laras Slendro, Patet Sanga」は聴き応えがある。
8.Natural Snow Buildings『Daughter Of Darkness』
ドローンのような感じだったが「Satanic Demona」以降は宗教的な雰囲気が強く、悪魔崇拝の教会で流れてそう。70年代くらいかと思ったが実際は10年代。なんかヤバイものを信仰している感が強い。
9.Imperfect Stranger『Everything Wrong Is Right』
形容しがたいジャンルだが、シネマティックな雰囲気で良い。何かの映画に使われていても良い位のクラシカルでグリッチな雰囲気のサウンドトラック(的な構成、展開になっている)。
10.Various Artist『ar』
TOWA TEI率いるakashic recordsのコンピレーション作品かつ最高のラウンジミュージック。1枚目はサンバに2ステップガレージ、ヒップホップな仕上がり。ラストのThe Orbの「Little Fluffy Clouds」の弦楽カバーは幻想的。2枚目はすべてガムラン。これは東南アジアのマッサージ店で流れてそうな感じで落ち着く。
以上。