1.V.A.『Jazz Jersey』
冒頭の沖野俊太郎の「The Thrill Is Gone」もスムースジャズな雰囲気で良い。ただ全体的にはアシッド・ジャズ的な作風。小山田圭吾自身が出演する資生堂UNOのCMソングにもなった「Into Somethin’ ~ More Mission ~ Into Somethin’」はやはり頭一つ抜けている感じがする。
2.石川紅奈『Kurena』
ベーシスト・ボーカリストの石川紅奈のデビュー作品。小曽根真のピアノとベースが良い。マイケルジャクソンの「Off The Wall」のカバー含め、ハーフ&ハーフでオリジナルとカバーを収録。キッチンでケーキを作っているようなほっこり感がある。
3.Emest Ranglin『Below The Bassline』
ジャマイカのレゲエ的リズムやボサノヴァ風なゆったりしたテンポとフュージョンのようなギター。贅沢な昼を過ごすのに持って来いの作品。
4.Joe Pass『Virtuoso #2』
ジャズギタリストの元祖ジョー・パスの作品。本当にギター1本でジャズを奏でている感じが良い。静かにずっとなり続ける感じ、暗がりの純喫茶で流れていたら長居してしまいそう。
5.V.A.『As-Shams Archive Vol. 1: South African Jazz, Funk & Soul 1975-1982』
1970年代の南アフリカにおけるジャズ、ファンク、ソウルをリリースするレーベルからのコンピレーション作品。「Dreams are Wonderful」が最高にカッコ良い。あと「Lilongwe」のハウス的なリフレインと全体の音が良い。
6.Chet Baker『Chet Baker Sings』
癒しのボーカル物ジャズ。ジャズトランペット奏者でありシンガーのチェット・ベイカーの作品。どれも気持ちが安らぐ名盤。落ち込んだ時はこれを聴くと良い。
7.Steve Lehman Octet『Mise En Abîme』
ヴィブラフォンの音やテナーサックスの短い低音がアクセントになっている作品。アヴァンギャルドな炸裂する演奏とソロで魅了するアルトサックスとトランペット。ドラムとベースが独特なグルーヴ感を出してる。
8.Akira Ishikawa & Count Buffaloes『African Rock』
アフリカンな雰囲気でパーカッションとスキャットが特徴的な「Animals」なんかアフリカって感じがして最高。「Hunting」もサックスとマリンバの疾走感が良いし、唐突なドラムソロ、からのまたサックスとマリンバに戻る。これが1971年作。
9.Hans Dulfer『Big Boy』
ビッグ・ビートのような雰囲気のジャズ・ファンク。マイルスの遺作『Doo-Bop』みたいな感じ。スピード感とラップ、一昔前のレースゲームを彷彿とさせる「Mickey Mouth」は名曲。
10.Bud Powell『The Scene Changes, Vol. 5』
寝る前につい流してしまうジャズはこれ。報道番組のオープニングのような「Cleopatra's Dream」が流れた途端に安心感が凄い。蛇口をひねったら水が出るくらいの安心感。イントロから既に始まっている。夜中目が醒めてトイレ行くときに傍らで流れていたらやはり安心する。
以上。