1.The Chordettes『Mr. Sandman』
表題曲はハッピーバースデーの歌のようなしっぽりほっこりした雰囲気の曲。孤独の時に聴くと心のマッチに火が灯る。のんびりじっくり聴くことが出来る。「The Anniversary Walz」みたいに完全アカペラみたいなものが逆に沁みる。それに対して「Pink Shoelaces」みたいな伴奏の盛り上がる曲も栄える。
2.Maceo Woods And The Christian Tabernacle Concert Choir『In Concert』
やっぱりゴスペルは良い。ゴスペル・ミュージシャンのメイシオ・レン・ウッズ牧師と師が立ち上げたクリスチャン・タバナクル教会のコーラスから構成される。
3.Boston『Boston』
「More Than A Feeling」からクライマックスのような、旅系バラエティー番組の佳境かエンディングのような感動。そのままの勢いで「Peace Of Mind」までふっとぶ。
4.Ibo Combo『Engendre』
コンパスというハイチ発祥のダンスミュージック。暖かいラテンの空気を感じるサウンド。お雑煮みたいに優しいローテンポの作風で癒される。
5.Bill Evans『Everybody Digs Bill Evans』
マイルス・コンボ在籍時のビル・エバンスの作品。ピアノが感動的な響きで「Lucky To Be Me」とか実家に久しぶりに帰ってきたような温かさというか感情になる。「Peace Piece」も良いし、全体的にバッハのピアノ演奏曲以上に気分が落ち着いて前向きになれるポジティブな響きが広がっている。
6.Rare Bird『Born Again』
「Body And Soul」から木漏れ日を感じるのどかな休日感。日曜大工やらBBQやら、太陽と緑を感じる空間で聴きたい。風と温度を感じたい。暗い気持ちにも日が差してくる。優しい温かい気持ちを与えてくれるソフトロック。
7.Free『Heartbreaker』
疲れ切った体に心にブルース・ロックは効く。「Muddy Water」の湯に浸かってのぼせるような安らぎ。
8.日野原幼紀『螺旋時間』
70年代らしいシティ・ポップサウンド。戦時中の歌謡曲のような「僕の星」も夜って感じで良い。安らぎを与えてくれる。
9.キミドリ『キミドリ』
90年代クラシック・ヒップホップ。アブストラクトなビートにのまれる。やっぱり「自己嫌悪」はビートが始まった瞬間から故郷へ帰ったような安心感と温かさ。癒しのラップ。
10.John Francis Flynn『Look Over The Wall, See The Sky』
癒しのアカペラ「The Zoological Gardens」から次曲「Mole In The Ground」ではギターとリズムが心地良いテンポ早めのカントリーが流れ込む感じ、グラスに泡立ててビールが注がれていくあの感じに似た聴き心地。究極の安らぎ。癒しのひと時。
以上。