このまとめを作るためにクリスマスよりだいぶ前から聴き込んでました。
ちなみに、「Holiday」ってジャンルがあるかどうかわからないが、このタグでDiscogsで検索するとクリスマスソングがわんさか出てくる。
1.Robbie Williams『The Christmas Present 』
クリスマスコンセプトのアルバムだが、金持ちが週末にパーティを行うような頻度でかけ流したい。これを聴きながら夜の銀座辺りをウィンドウショッピングしたい。
2.Various 『Walt Disney's Christmas Favourites』
ディズニーのキャラクターボイスが入っていて、ナレーションがやや多く感じるのでラジオ感覚で聴くと良い。「ジングルベル」など、往年のクリスマス定番ソングのカバーが多い印象。意外と夜寝る前の少人数ないし1人の時に聴きたい雰囲気。
3.Various『for winter music Lovers~TECHNOPOP Xmas』
主に80~90年代のテクノポップ作品をかき集めたコンプ作品。極めつけは、平沢進with島崎和歌子「アフリカのクリスマス」が収録されていることである。シンセの音がしんしんと響く良い作品。電気グルーヴの「東京クリスマス」も最高。クリスマスの時期に二子玉川のモール内にある無印良品みたいなオシャレ雑貨店もしくは中野のディスクユニオンで流れてそうな雰囲気。
4.Various『The Christmas Album』
MerzbowやMelt-Bananaが参加しているコンピ作品。デス渋谷系・ノイズ系クリスマスといった感じでクリスマス感はほぼない。
5.Various『MINT SOUNDS X’MAS AL』
90年代初頭の青春系Vシネマのようなニューウェーブソングが詰まったコンピレーション。どのアーティストももれなく「クリスマス」というワードを使っている。まだインディーズリリースも行っていないまだ青い声の田島貴男のOriginal Love「クリスマスの日」最高。と言うより、戸川京子や上野耕路以外は聞いたことのないアーティストが多い。バブルの青春のようなクリスマスを過ごしたい人にはオススメ。
6.諭吉佳作/men『With Regard to Christmas』
シンセポップなクリスマスソングという感じで良い。前述の『for winter music Lovers~TECHNOPOP Xmas』に音の作りは似ている。煌びやかなシンセにハイハット代わりのような鈴の音がクリスマスを演出している(クリスマスに鈴の音は重要)。
7.Sufjan Stevens『Songs For Christmas』
あまり雪の感じがしないアコギサウンド、かつ夜の感じもしない「Silent Night」。コテージで眠って起きて朝、銀世界の雪に反射した日射しで目を覚まして窓から外を眺めている間にコーヒーが出てくれば良い感じのサウンド。クリスマスだけで4CD出している。「What Child Is This?」カバーの「What Child Is This Anyway?」とか名曲だし鈴の音も聴こえてくる。結論から言うとクリスマス要素は鈴の音で、季節関係なく聴いても最高な作品。
8.Percy Faith His Orchestra And Chorus『Christmas Is...Percy Faith His Orchestra And Chorus』
あのパシー・フェイスがクリスマスアルバムを作成していたことに気が付いて聴いたが、やはりきちっとモンドでクラシカルな仕上がり。ディズニーランドで流れてそうな雰囲気で、もろにスーパーとかクリスマスセールで流れていてもおかしくない、しっかりとしたザ・クリスマスソング。
9.Jethro Tull『The Jethro Tull Christmas Album』
ケルト風プログレのようなサウンド。アコーディオンとケルトの笛でRPGゲームのような北欧感。ケルト音楽で雪景色を再現していると聞こえるが、快晴の暖冬を彷彿とさせる。鈴の音は聞こえないし、正月初詣行くとき聴きたい。若干演歌を匂わせるサウンドが日本海ではなくバルト海を想起させる。
10.Cookin Soul『Doom Xmas』
まさかのMF DOOMでクリスマスのヒップホップビートテープ。ビートからクリスマスを想起させるのは困難。「HO」は辛うじてクリスマスっぽいメロディ。あと最後の「Xmas Treeeee」は鈴の音や「クリスマスツリー」というボイスサンプルでそれらしいラストを飾っている。
以上。