Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

夜集中したい時に聴くアルバム10選②

前回に引き続き、ストーナーロック特集のようになってしまっている節があるのはご容赦いただきたい。

1.Fun Boy Three『Fun Boy Three』

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終始単調な歌が流れる。テンションが高いわけでもなく、This Heatみたいな感じ。

2.Sleep『Dopesmoker』

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1時間越えのトラック。全体に渡ってディストーション掛かったギターの低音が響いている。ドラムもボーカルもそこまで目立たない。メロディもほぼ皆無。お経をドゥームメタルにしたような雰囲気。

3.Cabaret Voltaire『#7885 (ELECTROPUNK TO TECHNOPOP 1978-1985)』

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80年代に音楽的教養のない学生が宅録したような作品。ローファイなシンセサウンドリズムマシンが特に展開のないインダストリアルだかテクノだかわからない音を奏でている。テクノ"ポップ"ではない。

4.The Cosmic Jokers『The Cosmic Jokers』

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初期のクラフトワークのようなアヴァンギャルドさがあるクラウトロック。ドイツはクラウトロック、イギリスはプログレの1970年代的なサウンド。ほとんどビートのないパートやメロディの概念がないような構成でプログレ的展開。

5.10 CLS『RUN』

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ひたすらビートとノイズとグリッチのマイクロハウス的作品。ハードミニマルな強めのビート。劇場で映画を見る前のような高揚感がある。

6.David Axelrod『The Edge: David Axelrod At Capitol Records 1966-1970』

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ジャズ、ファンクなどを感じさせる作風で、白でも黒でもないモンドな雰囲気を感じる。後半のインストものが最高。DJ Shadowもサンプリングした「The Human Abstract」も最高なジャズ。

7.Azymuth『Demos (1973-1975), Vol. 1 & 2』

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未発表のデモテープの数々で、空気を纏った荒い感じの音でジャズ色が強い。電化マイルスのようなフュージョンというよりジャズにシンセが混ざったような雰囲気で、マイルスよりはまとまっていてウェザー・リポートほどは洗練してはいない雰囲気。

8.Daliborovo Granje『Hainin』

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この"Hainin"が日本語の"背任"を意味するのかどうかは不明。ストーナーロックっぽい感じだがプログレ的な感じもする。ボーカルが一切ないギターとドラム、ベースのみのシンプルさながらカッコ良い。どこか中東のような雰囲気すら感じる。

"少年のいない夜が続くと、彼はペテン師でハイニンと呼ばれる。"
- ミロサヴ・ポパディッチ

daliborovogranje.bandcamp.com

9.Kyuss『Welcome To Sky Valley』

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単なる重低音のドローン的なものではなく、時折フォーク・カントリーを彷彿とさせる。ジャケのような日が沈むころに聴き始めて聴き終わる頃に空が黒で染まれば良い。

10.Elder『Reflections Of A Floating World』

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単にストーナーロック的な重苦しさがなく、ある程度のスピード感とクリアさが目立つ。ドゥームメタル的な感じもあり、ジャンルがどこに属すのか不明。朝聴くような感じではないものの夜の重苦しさを感じるわけでもない。耳障りが良い。

 

以上。