1.キャ→『1984-1986』
80年代初期っぽいパンク。パンク期のP-MODELみたいな感じで、短くて少ない展開ながらも盛り上がれる。「ピラニアboy」とかもキャッチー。しっかり食えるタイプの駄菓子みたいな満足感がある。
2.とうじ魔とうじ『移動式女子高生』
80年代の宅録らしい雰囲気のアングラ感。音数の少ない閉鎖感が孤独を増長させて心地良い。夕方から夜にかけて聴きたい。
3.Sundays&Cybele『Gypsy House』
シベールの日曜日。2004年に結成された坪内和夫率いるサイケデリック・ロックバンド。サウンドが凄まじく70年代っぽい。裸のラリーズや村八分好きな人は好きなサウンド。ジミヘンを彷彿とさせるギター。
4.ILL BONE『死者』
抒情派パンクス。1979年頃から活動し、1986、7年に解散したパンクバンド。再稼働として2015年から再始動しているようだ。録音自体はおそらく当時の音源。パンクのような激しさはなく、G-SCHMITTのようなゴシック・ロックのような雰囲気。
5.Various『Rebel Street』
80年代初頭の東京のパンクシーンを集めたコンピレーション作品。昔ジャズ喫茶のような所で壁にジョン・コルトレーンやマイルス・デイヴィスと共に壁に掛けて飾られていて衝撃だった。P-MODEL「フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ」のシンプルなオリジナル版が聴けるのはこの盤のみ。
6.遠藤ミチロウ『飢餓々々帰郷』
気分がクソの時に聴くと最高。[Disc.1]では轟音ギターとスネアを叩くデカい音、地を這うような野太いベースの「虫」。平沢進がキーボードを弾くインダストリアル「飢餓々々帰郷」。[Disc.2]ではPILさながらのディスコロックを展開するMichiro, Get the Help!が最高。
7.山田千里, 笹森建英, 灰野敬二『山田千里の不思議な世界 = Fantasy World』
純粋の三味線の即興演奏作品として面白いのもあるが、Tsu・Garu以降の灰野敬二のミスマッチそうでベストなギター、ボイスにパーカッショニストの方の無作為にも感じる鐘の音が良いアクセントになっている。
8.LANTERN PARADE『LANTERN PARADE』
魔法を掛けられたような煌びやかな音とギター、ポップなドラム隊。Lo-fi Hip Hopを彷彿とさせるビートに、美しいリリックが並ぶ。名曲「甲州街道はもう夏なのさ」収録。
9.Die Öwan『美川憲廿一』
リズムボックスのビートが宅録っぽいシンプルなパンク。ギターとベース、ドラムマシン、ボーカル。歌詞が学生っぽく、デモテープ感が凄い。ちゃっかりThe WhoやDeep Purpleのギターリフを真似たり、受験期の息抜きのような全体的にノスタルジックな雰囲気。
出遅れてしまったDIE OWAN(DIE ÖWAN)の『美川憲廿一』(美川憲一)をやっと入手
— 西中島ラモーンズを見た翌朝に (@sowhatdosickie) 2023年11月2日
SuicideとRamonesが、あるいはほぶらきんとSSが乗った京阪電車が枚方で脱線したかのような(早い&速い&粗いロマンポルシェ。とも)、俺のツボにどストライクな音
『OWANNIBALISM』(OWANISM+24)もマメにチェックやな pic.twitter.com/RWtTjtHB9z
10.村八分『村八分ボックス[Limited Edition]』
酷く音質が悪過ぎてほぼインストみたいになってる「どうしようかな」などが収録され、こんな感じで『草臥れて』の収録曲だけで何パターンものライブ音源が収録されていて、中にはBPM高めでスピーディな「どうしようかな」も収録されている。『草臥れて』収録曲以外にもインスト曲があったり、ちゃんと名前のある楽曲もいくつかある。夜に深夜テンションで一夜漬け感覚でずっと流していたい。
以上。