1.Porter Robinson『Nurture』
久石譲のようなピアノとオーケストラ、自然を感じさせる質感でありながらもクラブ的な雰囲気は残している。DAISHI DANCEとはまた違った、ジブリ的クラブソング。
2.ゴンドウトモヒコ『Vortex of Blue』
アンビエントのような、80年代のフュージョンのような爽快な雰囲気の作品。佐藤理に似た、ゲームのサントラ感ある作品に仕上がっている。
3.Daphni『Cherry』
煌びやかなシンセからディスコチックなビートまで、ジャケ含めて洗練されたミニマルハウス。Poul Johnsonっぽい曲の作り方になっていて、繰り返しのメロディが心地良い。
4.Basic Channel『Quadrant Dub』
ハードミニマルなアンビエントテクノ。小雨が降る街を電車の窓からぼんやりと眺めながら聴くとちょうど良い。
5.Adam Bosarge『Structures Without Rooms』
最高にチルできるメロディアスなエレクトロニックシンフォニー。炎天下の街並みをビルや日陰のリクライニングチェアに座りながら眺めてチルしたい作品。
6.V.A.『Summer Storms』
日本科学未来館でBGMとして流れていてもおかしくない電子アンビエント・ドローン、グリッチの数々。実験的な要素が大きく、シンプルかつ洗練された感じがする。
7.V.A.『Slow Dance'19』
Atom TMっぽい感じがする。若干クラブ色が強く、真っ昼間に銀座か表参道の地下にあるコンクリート打ちっぱなしの小さなパブみたいなところで流れていたら結構味が出て良いかもしれない雰囲気。「I'm Gonna Take You Home」良い。
8.D.K.『Island of Dreams』
Vaporwaveを感じさせるバレアリックなメロディビート。学校の教科書の表紙のようなシンプルなジャケ。少し和のテイストも感じられ、サウンドはコンピュータチックだが四季や自然との相性も良さそう。
9.PALOMATIC『TRILL』
元電気グルーヴのタカハシコウジ氏によるソロプロジェクト唯一の作品。ミニマルでアンビエント色の強い作品。アシッドの要素も感じられる。95年リリースだが今聴いても、むしろ今聴くと結構馴染む感じがする。
10.中野テルヲ『User Unknown』
本当は中野テルヲだけで小さく特集を組んでも良い位に作風が確立している。1stである『User Unknown』は廃版で手に入りづらい(同じく2ndの『DumpRequest 99-05』も廃版)。ディスクユニオンで4000円のプレ値で購入したがそれでも安く買えた方。P-MODELの幻の名曲「Call Up Here」も収録。ボカロみたいな名前とボーカル。楽曲は洗練されていて都会的。特に1stの完成度が高すぎてビビる。最高のチルアウトでありながらもジャングル的な要素がある。初期の竹村延和のような独特な雰囲気。
比較的手に入りやすい3rdアルバム。ここでも幻のP-MODELの名曲「現象界パレット」が収録(これが傑作)。「Long Distance, Long Time」も最高だし「Eardrum」「デッドエンド羅針」も名曲。と言うより、ほぼ1stからこの作品にかけてアルバム単位で名作。
以上。