Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

ヘヴィ・メタルはまだガンには効かないが、そのうち効くようになる

―――中毒性が異常

スウェーデンに在住するヘヴィ・メタル・ファンが、彼の音楽に対する執着は精神病であると認定され、扶助金を受けることや仕事場で音楽をかけること、コンサートのために職場を離れることが許された。

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ヘヴィメタル

ロックのジャンルの一つ。ハードロックとの境界は明確ではなく、HR/HMと括られることも多い。70年代から始まり、ブルースやサイケが入り混じり、ディストーションギターをかき鳴らし、シャウトするようなラウドなスタイル。白人中心のスタイルがヘヴィメタル、黒人文化の系譜から来るものがハードロックのような曖昧な風潮がある。
■Mötley Crüe『Dr. Feelgood』

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ヴィンス・ニールの豪速球のようなボーカルが最高。イントロからアガらせてくる「Dr.Feelgood」、リラックス出来てクライマックス感が強い「Time For Change」。快晴の日に気分をブチアガらせるために聴く。

ドゥーム・メタル

解説'doom'は「終末」「破滅」を意味し、ダークで重いサウンドが特徴。多ジャンルと比べてテンポも比較的ゆっくりしている。
■Goatsnake『I + Dog Days

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SUNN O)))のグレッグ・アンダーソン率いるバンド。ストーナー感が強くて耳障りが良いので疲れている時でも聞ける。ダークな癒し。

■Mephistofeles『Violent Theatre』

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サイケデリック・ドゥーム。重くてミニマルなメロディが繰り返され、お経のように歌唱されるスタイル。廃墟とか廃トンネルで不良がたむろして薬でダウナーになりながら酒盛りでもやってるような雰囲気の作品。

スラッジ・メタル

解説ドゥームメタルハードコア・パンクを混ぜ合わせてできたエクストリームメタルの一種。単にスラッジと呼ばれることもある。
■Inter Arma『New Heaven』

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スラッジ・メタルというジャンルのバンド。ドゥームメタルのようなゆったりと重い間奏にデスボイス。開幕の表題曲からカッコ良い。ラストは落ち着いたゆったりとした曲で終わる。

デスメタル / ゴアグラインド

解説デスメタルは死や死体をテーマとして扱い、乱雑なドラムと複雑なギター奏法、デスヴォイスが特徴であり、一方でゴアグラインドはよりゴアな印象で、ボーカルもデスヴォイスをテンポを落としてより重く汚くした下水道のような音を立てている。

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Napalm Death『Scum』

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曲の大方をドラミングが占めている。ギターのディストーションノイズも最高だがスネアを叩く音とハットの音が曲の展開を形作っている。

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■ Morbid Angel『Alters of Madness』

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ドラムのBPMが高すぎてどうやって人力で演奏してるのか不明。デスボイスが楽器的なスパイスで楽しめるほどよいデスメタル

■CARCASS『Reek of Putrefaction』

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排水溝にドブを流し込んだような濁ったデスボイス高橋名人のような連打のキックと鳴り止まぬディストーション。1曲が短いのですぐに次の曲に繋がるが、ギターのフレーズとハットの音の激しさで緩急が感じられ、ある程度の展開が繰り広げられる。

■Kots『Serial Suiside』

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kotsは神とは言ったものの、全曲同じメロディ(もはやメロディなんてものはない)。マヨラーなど調味料が主役を食ってるタイプの味覚障害と似ていて、音楽の一番興奮するスパイスがそのまま曲として作品になってる聴覚障害的作品。他の派生バンドのLast Days Of Humanityも最低で最高。突貫工事と排水溝のノイズが渦になって、曲として存在している感じがする。

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■Duma『Duma』

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アフリカのナイロビからのグラインドコア。電子的なアプローチが強く、ほぼノイズのようなエレクトロニカ的バッキングに重いキック。メタルやグライドコアというよりレイブのようなハードコア感がある。

Merzbow『Venereology』

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アメリカのメタルレーベルRelapse Recordsからリリースされた作品。バイクのモーター音やメタルのドラムサンプリングなど、ジャケのヴィジュアルも含めて最高な作品。

ノイズは、他のエクストリームジャンル、特にデスメタルのファンの間で支持が高まっているようです。ご自身の言葉によると、ノイジシャンはデスメタル (Brutal Truth など) の影響も受けていることがよくあります。2 つのジャンルのサウンドは大きく異なるのに、なぜこのようなクロスオーバーがあると思いますか?
90年代初頭のデスメタルに影響を受けています。私に最も影響を与えたのは、グラインドのドラミングでした。それでまたドラムを叩き始めて、BUSTMONSTERSとFLYING TESTICLEを結成しました。だからMORBID ANGEL、初期のNAPALM DEATH、初期のCARCASSのようなドラマーの良いバンドが好きでした。第二に、初期の CARCASS や初期のCADAVERなどにも同様の芸術的センスが見られました。GUT、DEAD、MEATSHITS などのエクストリームなポルノ アートワークも好きです。MERZBOW に関しては、デス メタルのエッジ ギター サウンドであるスピードやグラインドコアなど、より抽象的な影響を受けています。また、DODのギターペダルをたくさん使い始めました。Grindcore は私にとってまったく新しいものでした。でも私にとってデスメタルは、私のお気に入りの1つである初期のBLACK SABBATHのようなものでした。でも今はどのデスメタルバンドにも興味がありません。彼らはメロディックでミドルラップのビートに変わりました。

(省略)

「Venereology」は、デスメタル レーベルからの最初のリリースでした。というわけで、私のターゲットは「デスメタル」そのものでした。通常のデスメタル アルバムよりも深刻なデッド ビジュアルを使用しました。私にとっては、JP ウィトキンや JG バラードのようなものです。「Venereology」のリズムは、以前のリリースよりも少し遅かったのですが、よりヘヴィでした。また、「Venereology」の音色はオーバーレベルが多く、汚い音でした。ビールをたくさん飲みながら「Venereology」を作ったことを知っておくことは重要です。

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ブラック・メタル

解説宗教的な黒魔術や反キリストといったテーマで、早いテンポに遅いドラム、歪みまくったギターが特徴。

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■Burzum『Filosofem』

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メタルなのかインダストリアルなのか、音質劣化したウィリアム・ベネットのようなボーカル。ずっと鳴り止まない音質劣化したようなディストーションギター。点々と鳴り響く澄み切ったアンビエント的シンセ。これらが荒廃後の世界のようなディストピア感を醸し出している。

■Batushka『Литоургиiа』

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■Liturgy『93696』

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アンビエントを彷彿とさせるジャケとは裏腹に激しいトラック。炸裂するドラムの打撃に咆哮。鐘の音のようなメロディアスなギターの炸裂も最高。うるささはなく、シューゲイザー的な音質。

オルタナティブ・メタル

解説アングラな趣向を目指したオルタナティブ・ロックの派生ジャンル。1990年代に入ってから台頭し、インダストリアルなビートにヘヴィなギター、メロディックな歌が特徴となる。
■the GazettE『NINTH』

「99.999」の轟音イントロからスタートする。メロディアスでシャウトではなく丁寧に歌い上げるスタイル。間奏でのギターソロも良い。RUKI作曲はメロディアスなサウンドでバラード調のものが多く、麗作曲の者はメタル色の強いインダストリアルビートに力強い歌い方が特徴的。「BABYLON`S TABOO」最高。

■Primus『Pork Soda』

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重低音のベースリフの連続にコーティングされたディストーションギターソロ、反して軽く聴こえるドラム隊によるミニマルなリズム。演説のような、ホールで響くボーカル。細かく刻まれたビートが主軸となったオルタナティブ。「Pork Soda」のうねるようなベースが良い。

ニューメタル

解説オルタナティヴ・メタルのサブジャンル。ヘヴィメタルとテクノやヒップホップなどの要素が組み合わさった雰囲気。
KOЯN『Life Is Peachy』

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ニルヴァーナ的なダウナーなグランジを感じさせる。かと思えば「Wicked」ではRATMのようなラップメタル。鬱屈とした雰囲気がずっと続いているようにも思えるが実は面白がって楽しんでいるようにも聞こえる。

Metallica『St. Anger』

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不安定感のあるスナッピー抜きのスネアの音が良い。全体的に緩急の付け方がNINやRATMっぽい。「Dirty Window」のリフの盛り上がりとその他の抑えている部分の緩急が良い。

ラップ・メタル

解説ミクスチャー・ロックの1つで、ヘヴィメタルとヒップホップが融合したジャンル。重低音・ディストーションの中をシャウト気味のラップが駆け巡る。
Rage Against the MachineRage Against the Machine

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パンクなのかメタルなのかヒップホップなのか、ミクスチャー感が凄いし日本で言うDragon Ash的な目で見ている。途中でテンポが速くなったりゲリラ豪雨の様にいきなり激しくなる展開などもグルーヴ感を増していて良いし、同じフレーズをリフレインしてシャウトするのも最高にスカッとする。空耳アワー御用達。

Limp Bizkit 『Chocolate Starfish And The Hot Dog Flavored Water』

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ミクスチャースタイルでRATMやNINのようだが、RATMのザックからは批判的な目で見られ、マリリン・マンソンらからも名指しで批判されるなど敵が多い。ウェス・ボーランドカート・コバーンのタトゥーを入れてるが、全体的に若干グランジを感じるし、比較的聴きやすい。KJがZEEBRAにディスられてるのと同じ感じでエミネムにもディスられてる。

 

以上。