1.Tipsy『Trip Tease - The Seductive Sounds Of Tipsy』
年代不詳、国籍不詳なモンド作品。「Space Golf」の浮遊感が素晴らしい。複数の次元を歩き渡るようにエスニックなサウンドを駆け巡る。
2.The Tape-beatles『Music With Sound』
ロシア構成主義のようなジャケにビートルズのサンプリングによって成り立ってる作品。すべてビートルズかと思えばThe Orbのサンプリングも多い。
3.Stock, Hausen & Walkman『Oh My Bag!』
stockhausenandwalkman.bandcamp.com
ジャケが良い。曲だけでなくジャケもサンプリングしてしまう始末。作風はブレイクビーツでスタイリッシュな仕上がり。グリッチのような雰囲気もあり、モンドな雰囲気もある不思議な作風。
4.Kid Loco『A Grand Love Story』
モンド感が漂うダウンテンポ。家にいるときにこの音楽だけ聴いて籠っていたい安らぎがある。ドキュメンタリー番組のようなシリアスな雰囲気も漂っている。トリップホップ版ピンク・フロイドのようなサイケ感がある。
5.Akasha『Cinematique』
モンド感の漂うアシッドジャズ。トライバルなエッセンスがあって前項Kid Loco同様の雰囲気を醸し出している。こちらの方がジャズへのアプローチが強い。
6.DOOPEES『DOOPEE TIME』
キャロライン・ノヴァク(正体はバッファロー・ドーターの大野由美子)なる謎の美少女シンガーとしてカルト的話題にになったという作品。ヤン冨田によるプロジェクト。昼寝で子供が寝てるときに見る夢のような世界観の作風で聴き心地が良い。
7.The Evolution Control Committee『Plagiarythm Nation』
マッシュアップ作品のような2000年代的なサンプリング作品。特にAC/DC「Back in Black」とニュース放送のダン・ラザーの声をサンプリングした「Rocked by Rape」はヒップホップ史上最高にクールな作品に仕上がっている。
8.V/Vm『Sick-Love』
The caretakerとしても活動するLeyland Kirbyによるプロジェクト。80年代のラブソングをサンプリングして、歪め、ピッチを変え、Vaporwaveのような気分の悪いサウンドに仕上がっている。著作権法に触れる内容のため、パッケージで入手しづらい。
9.Negativland『Guns』
60年代の西部劇をサンプリングした本作。「Then」でのGunsというボイスサンプルとリフが印象的。
10.George Clanton『Slide』
Vaporwaveミュージシャン(Esprit 空想, Kid's Garden, Mirror Kissesなど)として活動した異例のシンガーソングライター。初めの「Livin' Loose」は最後の「Walk Slowly」としてサンプリングされている。
以上。