1.石野卓球『LUNATIQUE』
官能的なイメージの作品。EDMから煩さを取り除いたような全体的に洗練されていて心地よい四つ打ちのグルーヴ。「Rapt In Fantasy」からゆっくり起き上がる感じが良い。「Dawn」の朝感が良い。
2.坂本龍一『Heartbeat』
全体的にゆったりしていてシンプルなため、カフェでのモーニングに良い。落ち着いた気分の時に聴きたい。このまとめ記事を作成している途中に訃報が入った。全体的にハウスの要素が強く、当時Deee-liteのメンバーだったTOWA TEIやディミトリが参加している。
☟下記はTOWA TEI『Future Listening!』のリリースパーティにて観に来た坂本龍一がアドリブでキーボードを弾いている。
3.Yung Bae『Groove Continental: Side A』
アイズレーブラザーズのような爽快さとディスコ感。もはやFuture FunkというよりFatboy Slimなどのビッグ・ビートと謙遜ないし、雰囲気はダック・ソースぽい。めざましテレビのじゃんけんコーナーで流れてそう。
4.DJ Rashad『Double Cup』
ジューク/フットワークのトラックだが『デザインあ』のようなトランス感がある。重くくぐもったビートに対して浮遊感のあるバッキング。
5.Caravan『In The Land Of Grey And Pink』
最初の「Golf Girl」のシンプルで軽快なギターが最高で、このままどこかに出かけたくなるような気さえする。アコースティック感が強く、そこまでベースの音も強くはないが、やはりプログレ的なインストが映える間奏がある辺りはプログレを感じる。どこか人気のない迷い込んだような路地裏や森林のある自然の中で散策、彷徨いながら聴きたい。
6.kelz『5am and I Can't Sleep』
メロウで透き通った雰囲気が最高。ベッドルームで録音したような打ち込みにギター、空気を纏った音から温かみを感じる。徹夜明けの朝のようなまだ疲れが残る中で聴き始めに良い安らぎがある。
7.Son Lux『Everything Everywhere All at Once (Original Motion Picture Soundtrack)』
聴くオペラという感じ。映画館で映画を見ているような気分にさせる音楽と響き。そして、曲と言うより劇伴を聴いているような展開。曲だけでも十分聴きごたえのある最高なサウンドトラックである。
8.Bialystocks『Quicksand』
メジャー1st作品。オフコースを彷彿させるフォークなバラード「 朝靄」から始まる。歌い方自体が小田和正のような癒し効果がある。青山真治監督の映画『はるねこ』の上演をきっかけに発足したバンドのようで、この監督の作品は挿入曲にこだわりがあるように感じる。
9.SCRIPT『Body Language』
Moon Childの佐々木と後藤からなる後継バンド。曲の雰囲気も佐々木収っぽい感じだが、アッパーな明るい・盛り上がる曲が多い。「Stripe Brue」の間奏の笛の音色とサビ前の早口の箇所も良い。
10.Everything Play『Lou Lou Mon Amour』
全体的に昼のショップチャンネルで流れるような爽やかでチープなシンセがアクセントのエレクトロ・ポップ。歌モノ「アミチェ・アムール」が良い。
以上。