Patchwork Dream

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邦楽アンダーグラウンドシーンツアー10選①

邦楽アンダーグラウンドシーンツアーとは、日本の音楽業界の最もアンダーグラウンドで活動するバンドや楽曲に付けられるタグである。

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邦楽のアンダーグラウンドとなると、そもそも音源化していないというミュージシャンもかなり多いだろう。というより、そもそもストリーミング配信されているアーティストが少ないといったイメージがある。

1.暗黒大陸じゃがたら『南蛮渡来』

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のっけの「でも・デモ・DEMO」が最高過ぎて世の中の音楽が霞んでしまう。ジャパニーズ・アフロビートといったらこれだろ。これ聴きながら上野辺りの街宣車やらデモの集会とかを眺めたら面白そう。アメ横歩きながら聴きたい。

2.Vampillia『The Divine Move』

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民謡的・童謡的な歌い節の戸川純の「Lilac」から始まり、卒業ソング的な出だしの「Mirror Mirror」に続く。ピアノとバイオリンの音色とロック調が相まってオシャレでカッコ良い仕上がりになっている。全体的にエモい曲が多く、優しい轟音を響かせている。京都とかの人がいなくて広い寺院を散策しながら聴きたい。

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2曲目の「Land」ではMerzbowが参加している。轟音のアンビエント的な作品。
ジャンルとしてはシューゲイザーなのかメタルなのかパンクなのか、実験的だ。オペラ的な要素もあって良い。

3.INU『メシ喰うな!』

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矢野顕子の『ごはんができたよ』に対抗した作品。1曲目の「フェードアウト」からやられる。初期P-MODELやらナンバーガールを彷彿させるサウンド。町田の詩は訳分からなくて良い。

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町田町蔵 From 至福団 – どてらい奴ら

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日本版DAFみたいなサウンド。「機械がどんどん廻る廻る」では小西健司、「続どてらい奴ら」では横川理彦が参加するなどほぼ4-D

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Shifukudan = 至福団 – Chiputan = 致富譚

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ここでも小西健司が参加してるが、現代音楽的で25分もある1曲目からスタートする。ボーカル物はザ・カーナビーツの「好きさ好きさ好きさ」カバーのみで、サンプリングとシンセを使った実験的要素が強い。

4.タコ『タコ』

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タコ – タコ

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冒頭は山崎晴美の奇声から始まる。80年代ニュー・ウェーブのアングラ感が堪能出来る。町田町蔵遠藤ミチロウなど、当時のパンカー達レジスタンスが夜な夜な繰り広げる宴のような作品。坂本龍一参加のパロディ「な・い・し・ょのエンペラーマジック」ではタイトル通りのタブーを歌っていて、坂本の規則的なピアノがアクセントになっていて良い。

5.吐痙唾舐汰伽藍沙箱『溶け出したガラス箱』

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吐痙唾舐汰伽藍沙箱 – 溶け出したガラス箱

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「君はだれなんだ」が最高過ぎる。意味不明なテンションとフォークな感じが良い。元ジャックスの人とか細野さんとかアバンギャルドな感じが入り混じってカッコ良い。プログレッシヴ・フォークって呼び方良いな。

6.Flower Travellin' Band『Satori』

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内田裕也プロデュース。日本語ロック論争の中、全編英詩で歌うこととなった作品。まずジャケとタイトルがカッコ良い。無国籍感がありつつも雅楽のような日本風なテイストも感じられる。

7.戸張大輔『ギター』

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戸張大輔 – ギター

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ローファイ/スカム系の名作。これはフォークなのかカントリーなのか、DIY感は強いがギターでさまざまな音色、音楽を披露している。「無題4」の歌がなかなか良い。「無題20」の70年代サイケな感じなのも良い。

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8.Harumi『Harumi』

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在米日本人の音楽作品。全編英詩のサイケデリック・ロックかと思ったら「Samurai Memories」でHarumiの家族と思しき人物のインタビューによってHarumiが語られるという不思議である意味一番面白いトラックがある。

9.村八分『草臥れて』

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村八分 - 草臥れて

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最初の「どうしようかな」から最高。日本語ロックだが、どこかヒッピー的な自由度を感じる。はっぴいえんどは日本語ロックの草分け的存在だが、それ以上に当時の海外のロック的な雰囲気を感じる。

10.EP-4『昭和大赦~リンガ・フランカ1』

EP-4 - 昭和大赦~リンガ・フランカ1

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山谷とかのドヤ街を練り歩きながら聴きたい作品。街中のあらゆるところで「EP-4 5・21」ってステッカーが貼られてたりするが、それがこのバンド。当時はアルバムの宣伝のつもりだったが、テロ予告と勘違いされた。ジャケットもタイトルも好戦的なものが多いが、規制の緩かった当時だからこそできたものだろう。

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以上。