Patchwork Dream

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個人的に気が滅入ったときに聴くアルバム10選⑱

80年代から活動しているバンドの90年前後の作品って本当に名曲が多いし、単純に気分が落ち着く。

1.ECHOES『Dear Friend』

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辻仁成の詞の素晴らしさを実感できる。疾走感がある表題曲も「デラシネ」も、長渕や尾崎のような男の孤独に寄り添うような、人生で立ち止まった瞬間のような楽曲。メロディ自体も時代を感じる90年代前後のような雰囲気でエモい。名曲「ZOO」は改めて聴いてみるとシンプルな伴奏。ハーモニカも相まってブルーハーツの「青空」のような印象。

2.ローザ・ルクセンブルグ『ROSA LUXEMBURG II』

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BO GUMBOS以前からここまで気分が高揚するような作風。「さいあいあい」も「あらはちょちんちょちん」もハナモゲラのような造語だが、語感の響きだけでもう気持ち良い。「デリックさん物語」とか完全にファンクのリズム感だし、86年リリースだが古くない。対して「かかしの王様ボン」はクールな印象。「テレビ28」とかもヤバい。

3.BO GUMBOS『1989』

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愉快な雰囲気のロックで南国のような感じがする。「泥んこ道を二人」は明るい気分にさせる心に染み入るお湯のような楽曲。いつまでも聴いていられる。「Hey Flower Brother」も南国のような穏やかさがあって最高。旅先とか出先で聴きたい。

4.アンジー『溢れる人々』

アンジー – 溢れる人々

「天井裏から愛を込めて」からインディーロック的なパンクだが、ボーカルの感じ含めて電気グルーヴみたいな明るさというかポップさがあって気持ちが安らぐ。「サーカス」はちょっとクールなロック。ラストの「おやすみ」はエンディングに相応しい名曲。

5.Mick Brosnan『CO-COLO上天気』

ミック・ブロズナン CO-COLO上天気

英語と日本語の入り混じる和製洋楽って雰囲気。アーティスト自体はアメリカ出身で「ALL NIGHT LONG」なんかは全編英語でボンジョヴィみたいな印象(全体的にも)。この曲はニューヨークでプチバズりしたヒット曲のようだ。ポカリスエットCMソング「CO-COLO上天気」も洋楽(ハードロック)のドライブ感と日本が乗っかって"ロック"って感じのサウンド

6.BARBEE BOYS『1st OPTION』

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1stにして完成度がとても高い。男女ツインボーカルで、なんとなくサディスティック・ミカ・バンドを彷彿とさせる。バンドサウンドBOØWY米米CLUBと並べるくらいに粒ぞろいの楽曲。

7.SEX MACHINEGUNS『Best Tracks - The Past and the Future』

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サウンド的にはヘヴィメタル。ボーカルもそれに準ずるハイトーンなのに歌の内容がくだらない感じなのがマキシマムザホルモンっぽい。

8.Laughin' Nose『Laughin' Nose』

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80年代のパンクって本当に元気が貰える。やかましすぎず、熱すぎず、かといってちゃんと盛り上がる。「Paradise」でいきなり関係ないクラシックが流れてビビるが、ちゃんと曲が始まる。

9.Thee Headcoats / Thee Headcoatees『The Kids Are All Square - This Is Hip! + Girlsville』

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90年代にこんな60年代みたいなガレージロック。ベンチャーズみたいなギターリフで始まる「Wild Man」はいきなり女性ボーカルで別のアーティストとのコンピかと思ったが、女性版のThee Headcoatees。なんかこちらの方がミッシェルガンエレファントっぽいの面白い。ただ雰囲気はカーペンターズ少年ナイフみたい。

10.Buzzcocks – Singles Going Steady

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全体的に程よい明るさとリズム感。ぼんやりして憔悴した頭には効く。ナーバスな時に気分が良くなるというより、安定して気分を保つのに良い。

 

以上。