Patchwork Dream

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エモい気分にさせるポップス10選㉑

音楽も寝かしておくとエモくなる。時代の経過と共に、当時そんなに興味を持たなかった音楽も、エモーショナルだけで時代を聴く趣になる。

1.kent『Kent』

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現在はもう解散してしまったスウェーデン出身のオルタナバンドの1st。サウンドが90年代っぽくノスタルジックでエモい。スウェーデン語の響きだが普通にUKロックのような感覚で聴き込める。「När Det Blåser På Månen」とかカッコ良い。

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2.wowaka『Seven Girls' Discord』

wowaka – Seven Girls' Discord

ボーカルが初音ミクなだけでサウンド的には2010年前後のインディーロックのような感じ。宅録感のあるややチープな感じの録音環境が同人音楽的。ボーカロイドって存在自体もうちょっとエモい。「ワールズエンド・ダンスホール」はアップテンポで人のボーカルで歌うには難しそうな早口パートが心地良い。「秘密の値段」とか良く聴くとバックにwowaka本人のコーラスが重なっている。

3.初恋の嵐『初恋に捧ぐ』

初恋に捧ぐ

表題曲は青春のような雰囲気で、まだカラオケのシダックスがあった時代を思い出す。「真夏の夜の事」はバラード調で、なんとなく奥田民生斉藤和義を彷彿とさせる。「nothin’」とかしみじみする。いろんなタイプの平成のラブソングが集まったような作品。

4.Vanityyy『メンタルジェットコースター』

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どこか懐かしい2010年前後っぽい、チャットモンチーとか赤い公園みたいな雰囲気。「ミッドナイト・ハイボール」とか結構キラーチューン。「なんか、文句あんの?」みたいにサウンドは結構ハードな感じのものもある。

5.Subway Datdream『100%』

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ジュディマリYUKIみたいなボーカル。「PURE JOY」から疾走感があって最高。90年代リバイバルみたいなネオアコ。インディーロックって感じがする「マッドハニー」「Star Sign」も最高。

6.computer fight『終わりなき日常を生きろ』

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令和の時代にポストパンク。ラスト「社会復帰」にはタコの山崎春美が参加している。トータル35分ほどのアルバムだが、録音もそのままライブ音源のような臨場感。

7.EMERALD FOUR『魔境にて』

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「記憶」からノスタルジック。なんか80年代のテクノ歌謡に近い雰囲気ながらも最近の曲っぽいインディーポップ感もある。

8.ジャンプス『HELP!!』

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アコギとビオラの弾き語りデュオ。かなりシンプルでフォーキッシュだが、飽きずに聴き通せる20分。

9.想像力の血『物語を終わりにしよう』

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佐藤優介のソロプロジェクト。名義変更前にリリースした「UTOPIA」はやはりイントロのリズム隊やシンセが独特で中毒性がある。「Quaggl」で鈴木慶一が割り込んできて驚く。「こんな仕事はこれで終わり」も畳み掛けるラストでやはり普通には終わらない。なんとなく80年代の坂本龍一っぽいというかYMOを感じる。

10.その他の短編ズ『He/Me』

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トラックが実験的で特殊な雰囲気でMatmosみたいな感じ。ヤンシュヴァンクマイエルのような幻想的な世界観でやや不気味さがある感じ。

 

以上。