1.Otis Redding『The Dock Of The Bay』
この時代、60年代のシンプルでゆったりとしたR&Bというかソウル、心に染み入る。魂の歌って感じがする。表題曲は名曲。1歩1歩歩んでいこうという気にさせてくれる。調べると、オーティス・レディングはこのアルバムが出る昨年26歳で亡くなられている。
2.BO GUMBOS『1989』
愉快な雰囲気のロックで南国のような感じがする。「泥んこ道を二人」は明るい気分にさせる心に染み入るお湯のような楽曲。いつまでも聴いていられる。「Hey Flower Brother」も南国のような穏やかさがあって最高。旅先とか出先で聴きたい。
3.Herb Alpert And The Tijuana Brass『!!Going Places!!』
聴けばわかる。冒頭から小さなビヤパーティ。優しく迎えてくれる。「3rd Man Theme」は途中の絶叫の人の声にビビるが、ビールを飲みたくなるメロディ。
4.Gilberto Gil『Refavela』
MPBは最高に癒し。「ile aya」のテンポの良さが最高。ボサノヴァやらファンクやらが織り交ざった雰囲気。「Era nova」とかイントロがカッコよくて惹き込まれるソウルな作風。
5.Vijaya Anand『Dance Raja Dance: The South Indian Film Music of: Asia Classics 1』
インドらしい陽気な雰囲気のダンスミュージック豊富。ただイメージしていたようなインド音楽とは少し違って、インド語の歌に、シンセサイザーとビートを多用してインド音階を差し込んだりした感じの昔のニューウェーブ的な作風。インド歌謡って雰囲気。何度も聴いていられる
6.渡辺美里『Sweet 15th Diamond』
こんなにも明るい気分にさせるパップソングってあるだろうか。夏の日や快晴の日にどこか出かけるときに聴きたい。バラードにロック調に、緩急があるベスト版。
7.中塚武『Rock'n Roll Circus』
ビッグ・バンドのような「Countdown To The End Of Time」に「Johnny Murphy」。リフが中毒性のある「On And On」。バラード的な「ぼくらの世界 (You And Me And The World)」の後のラスト「Circus (Set Me Free)」のノリノリな感じが最後の最後に盛り上がる感じで最高。
8.Big Brother & The Holding Company『Cheap Thrills』
ジャニス・ジョプリンのハスキーでハイトーンなHR/HMのようなボーカルに、ブルースロックの演奏が最高。ライブ音源のようで、演奏後の拍手喝さい含めて臨場感がある。渋いギターのイントロから始まる「Piece Of My Heart」に、間奏でのギターが良い「Roadblock」。
9.John Frusciante『Niandra LaDes And Usually Just A T-Shirt』
昔のブルースのように、ギターとボーカルのみのシンプルな構成。マーク・リボーのような複雑に重なるギターにボーカルが乗っていて実験的・アヴァンギャルドな雰囲気を感じる。
10.Mighty Sparrow『Tattoo Woman』
表題曲から、普通の昔のロックンロールやカントリーかと思えば、途中からボサノヴァやサンバのようなパーカッションが鳴り始めて一気に陽気でダンサブルな雰囲気に変わる。カリプソはカリブ海に広まる大衆音楽で、ブルースやレゲエのように皮肉を歌うものが多いらしいが、そうは思わせないほどアップテンポで陽気。
以上。