Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

頭上を見ろ ビジョンはハードコア

☟下記のプレイリストなんか最高にトランスなのになぜか作業用として集中することもできる名プレイリストである。

open.spotify.com

レイヴが盛り上がったのは90年代。初めてレイヴと言われる音楽、テクノやハウス、ビッグビートなどを含めて、ゲーセンのあらゆる筐体で耳にしたのが初めてであるが、当時はゲームを楽しんでいたが、今となって考えればゲームのアドレナリンと共に音楽のグルーヴがより一層興奮を高めていたに違いない。

mobile.twitter.com

今となっては田舎で成り上った輩がバンで流して音漏れしているものを耳にすることでしか得られない。今こそレイヴがリバイバルしてフェスが出来れば最高。

ハードコア

www.instagram.com

note.com

ユーロビート

■Ace of Base『The Sign

open.spotify.com

四つ打ちのミドルテンポ・ダンスビートにトランスできる音色。ダブやレゲエ的なリズムにブリープテクノ的なシンセリフ。一昔前のゲーセンやファッション雑貨店で流れてそうなクラブミュージック。「All That She Wants」からトライバルな雰囲気を感じる。

ビッグ・ビート

■Tin Star『The Thrill Kisser』

open.spotify.com

Dragon Ashもサンプリングした「Viva」のボイスサンプルとデジタルなシンセベースのミドルテンポが心地良い。

インダストリアル・ロック

Pop Will Eat Itself『This Is the Day...This Is the Hour...This Is This!』

open.spotify.com

これを聴くと本当に初期の電気グルーヴが影響を受けていたんだとよくわかる。随所に電気グルーヴで聴いたことのあるサンプリング元がある。NINとかRATMにも通ずるインダストリアル感。ラストの「Wake Up, Time To Die」とか最高にカッコ良い。

ブレイクビーツ

■Bogdan Raczynski『Samurai Math Beats』

open.spotify.com

DIY的な荒い感じのビートに拙い日本語ローマ字タイトル。Aphix Twinが好き好んだだけるなという感じのブレイクビーツやおもちゃのような音のシンセなどが玉手箱を開けたように響く。

■Shizuo『Shizuo Vs. Shizor』

open.spotify.com

走っては休み、走っては休みの忙しないブレイクビーツとサンプリング。なんかジャンクっぽい感じが堪らない。ビートはインダストリアルな感じでメロディは無いに等しいが、最高にアガる。全体的に落ち着いた感じの印象の「Blondo」は小休符のようなシンプルな作風。

note.com

レーベル

Moving Shadow

―――UKレイヴの名門レーベル「Moving Shadow」の過去作品がSpotifyで公開

Moving Shadowは1990年から運営されているイギリス拠点のレーベル。現在、SpotifyではE-Z Rollers、Dom & RolandFoul Play、Future Prophecies、Corrupt Soulsなどによるこれまでにレーベルがリリースしてきた200作品以上のEPと30作品以上のアルバムが公開されている。

block.fm

☟公式プレイリストも公開されている

open.spotify.com

Ninja Tune

Floating Points

■Floating Points『Cascade

open.spotify.com

ダンサブルなテクノ。デトロイトのような、IDMチックな、シックで洗練されたサウンド

Salute

■Salute『TRUE MAGIC』

open.spotify.com

EDMチックなハウス。でもY2Kな感じのスタイリッシュさがあってくどさは無い。四つ打ちのビートとシンセが心地良い。

The Cinematic Orchestra

The Cinematic Orchestra『Every Day』

open.spotify.com

Future Jazzって感じのジャズ作品で、六本木とか銀座のシックな薄暗いカフェやバーで流れてそうな印象。

WARP

open.spotify.com

Aphix Twin

www.instagram.com

www.instagram.com

www.youtube.com

musit.net

■Aphix Twin『Drukqs』

open.spotify.com

美しいクラシカルなサウンドから始まる。基本的にドリルンベースとも言われるブレークビーツによる作品だが、中にはピアノのサウンドが際立つノンビートのジャズ/クラシック風のトラックがいくつか見受けられ、やはり音数少なくシンプルな楽器でメロディや音にこだわった方が洗練されていてカッコ良いトラックが完成するのではと思う。

―――変名作品

■Caustic Window『Compilation』

Caustic Window – Compilation

変態Aphex Twinの変名作品。全体的にハードコアで、通常名義の作品『Come to Daddy』よりもIDM、インダストリアル感が強い。アシッド感の強い「Fantasia」も変態的で「The Garden Of Linmiri」はほぼMescalinum Unitedリミックスのような雰囲気。

―――コラボ作品

■Kike & Rich『Expert Knob Twiddlers』

open.spotify.comAphex TwinアンビエントのバッキングとIDMのクラッシュビートに乗せて軽快なフレーズが乗っかった作品。ジャケから想像できるインテリからくり箱みたいなサウンド

Boards of Canada

Boards of Canada『Music Has the Right to Children』

open.spotify.com

台所でことことカレー鍋を煮ながら野菜を切っているようなビートに、子供がプール上がりににわか雨を受ける夏の午後のような浮遊感のあるアンビエントの音が良い。IDMながらそこまで無機質ではない、温度を感じてしまうサウンド

note.com

Oneohtrix Point Never

■Oneohtrix Point Never『Again』

open.spotify.com

心地良いクラシックのようなスタートを切り出す。全体的にもクラシカルな印象を受けるが、電子と融合した雰囲気でしっかりとIDM。「World Outside」が始まった途端のインパクトが凄い。かと思えば「Locrian Midwest」のヒーリング感が凄い。

クラブ

音楽は店内BGMにしろ、みんなで同じ曲を共有している空間と、1人でその音楽を独占して聴き入り、自分だけがその曲を聴いている1人の世界とでは、聴いているその音楽自体の印象や効果も大きく違ってくる。

クラブは1人で来ている人もまあまあいるし、パリピばかりではない。アーティスト目当てであれば普通のライブ小屋感覚で楽しむことが出来る。別にただのナンパ目的ではなくても、ライブ目当てで行けば普通に楽しめる。ただ何の目的もなければクラブで流れる曲なんて一昔前のEDMばっかりで何の情緒も盛り上がりもないなんてことも少なくない。まあクラブで上手く踊れなくても、江戸アケミの「お前はお前の踊りを踊れ」を信じて行うべし。

―――エチケットについて

よほどの服装じゃない限り服装でクラブをだめになることは無い。一部サンダル履きだと注意を受けることもあるようだ。また、ドリンク料金として500~900円くらい必要になる場合もあるが、電子決済も可能な場合が多いので問題ないだろう。ただ身分証のようなものは持っておいた方が良い。

―――ライブの醍醐味

ライブの醍醐味は、アーティストが豆粒に見えるほど遠くでも、背が高い奴の陰に隠れて見えなくても、同じ時間に好きな者同士で音楽を共有して盛り上がることであり、これはライブに問わず様々なイベントごとに応用される。クラブはもちろん、海水浴やナイトプール(個人的には定期的に突然プールに電流が流れるアクションがあると面白いと思う)さえも自分とそれ以外の利用者含めて同じ時間を過ごしていることに安らぎや安心感を得るものだと思われる。BBQでさえも交流の場のフォーマットとしてはわかりやすい固有名詞だが、設営から片付けが面倒なのと花見と違って趣のない河川敷などで行われる(少年野球チームが顧問と共に小休符的に行うBBQは見ていて趣が感じられる)。河川敷高架下でキャンプ的に1人用コンロでコンビニで缶チューハイを持ち寄って少人数で楽しむ分には面白そうだ。結論店でいいじゃんとなれば片手落ちになってしまい、片付けの何とも言えない虚しさで台無しになってしまうし、不法投棄にも腹が立つ。トータルコスパが悪いと思ってしまう心が純粋にモノを楽しめない邪念なのか正常なのかはさておき、趣を感じられないのは大問題である。単に会って話そうが良いのか、どこかアミューズメントでもってして刺激を受けながらコミュニケーションの場を持たせるのが良いのかはわからないが、純粋にモノを楽しめる好奇心や興味を持っているパリピに感じる尊敬はそこである。

おすすめ箱

ATOM(チャラ箱)に行く機会があったが、案外適当なEDMではなく、なんとなく知名度のある音楽を流していたりするので結構そこは身構えなくても良い。というより、来ている人もその音楽を知らないっていう人が多い。ただ1階はJ-POPを流しているフロアで、アニソンやボカロ曲も流れているので踊りやすい。また周辺にあるSpotify O-EAST(音箱)は主にライブ目的で行ったが、音がそんなに良くなかった。ただ巨大なVJスクリーンがあるのと2階の椅子に座れるスペースがあるのが、ミドル・オールド層でも安心。

―――音箱とチャラ箱 

音箱:音楽に力を入れていて、単なるEDMだけでなく聞き馴染みのある曲や盛り上がりやすい曲をジャンルレスで流していたりするクラブ

チャラ箱:別名、ナンパ箱、ゴミ箱。ナンパやナンパ待ちが横行していて音楽を楽しむことではなくナンパのためのスポットになっている場所。

クラブでDJの周辺、前方で踊っている人は踊り狂うことを目当てにした音ガチ勢であって、後方でお酒を飲んでいたり、作にもたれ掛かってスマホをいじっているのはナンパ・ナンパ待ち勢であることが多い。実際には、モデル並みの美男美女になると逆ナンも有り得る。実際、連絡先交換や会話まではナンパで持っていくことはできるが、それ以上は不可能。さらに連絡先を交換してもその1日を過ぎたら連絡は途絶える。

下記に上げるのは、主に音箱についてである。悪い箱は音があまりよくなかったりするが、下記は比較的音が良くて音楽映えする。

■ZEROTOKYO

zerotokyo.jp

イベントが面白いし、オーディエンスのノリも良い。地下4階から1階まであって居場所が作りやすいというか行きやすい。1人で来ている人も多く、会場内もうるさくないので気が楽。アーティスト目的で行き、そのままオールした箱でもある。

定期イベント ■GOLD DISC

zerotokyo.jp

BANVOXやAiobahn、ぷにぷに電機やTomgggといったY2Kなシンセ・ファンクのミュージシャンたちが集うイベント。どのフロアを見ても最高な回。
■SOUNDGATE

zerotokyo.jp

石野卓球大沢伸一KEN ISHIIなどといった日本のテクノシーンを牽引してきたテクノ界のレジェンドがDJする神回。B4 Z HALLで朝まで踊り狂う。
LIQUIDROOM

www.liquidroom.net

クラブと言うよりライブ小屋だが、まあイベントごとが面白いものが多い。アーティストに準じたファンが集うので、パリピばかりギラギラして行きづらいこともあるが、結果オーライなので行って良し。荷物を置くロッカーもある。開場時間になり、早く着いて待合スペースみたいなとこで待つのだが、その時間が手持無沙汰すぎる(たぶん先にフロアに入ってカウンターみたいなところでスマホいじってればよい)

 

以上。

 

※下記、実験的に有料記事にて実際に渋谷のAtomに行った際のエピソードを載せているので気が向いたら読んでいただきたい(内容はまったく音楽について関係のない余談で有益な情報は皆無)。

この続きはcodocで購入