玉置浩二
玉置浩二×絢香 三日月
玉置浩二の歌が上手いのはそうだが、ここでは絢香の歌のうまさがかなり際立っている。
アレンジの玉置浩二と対極に絢香は原曲通りに力強く堂々と歌っている。玉置浩二とコラボする際は委縮してしまうアーティストが多いが、倍近く年齢が若い絢香がハスキーで声量のある美声を響かせ、玉置浩二がハモってより引き立てている感じがする。
この会場にいる人たちは鳥肌ものだろう。
じれったい 徳永英明 安全地帯
神々の戯れのような感じだが、二人が楽しそうに歌っている&おしくらまんじゅうが最高。
女性ボーカル物をカバーする徳永らしくない曲だが、なかなかクレイジーな徳永(しかも結構徳永主体で歌っている)が見られるのが最高。
「もっと知りたい」の言い方がセクシーだし「すべてを燃やして」でアドリブがお互いかぶってしまうのがカッコイイ。
久保田利伸
FNS歌謡祭 / LA・LA・LA LOVE SONG
日本のR&Bのパイオニア的久保田と現代のR&Bシーンをけん引するアーティスト3人とのコラボ。周りも十分歌が上手いと思うが、久保田利伸のリズムの取り方はまねできないものを感じる。
ほぼ半数が外タレ組なのも日本離れしているし、久保田を中心とした4天皇みたいになっている。
アニメで強キャラが遊ぶように戦うが如く、互いにフェイクを出し合いながら久保田が「それいいね~」と盛り上がっていく構図が最高。神々の遊び。
エレファントカシマシ
『ガストロンジャー』 -宮本浩次 × Dragon Ash
Dragon Ashのミクスチャー感・スピード感と、それを背に圧倒する宮本のパワーが凄い。宮本とKJの対談が素晴らしい。時代が変われば刀をチャカに持ち替え、洋服に着替えながらも戦っていく意思を持つ侍、KJの言葉が良い。お互いがリスペクトして共鳴してる感じがする。10歳以上の年の差を感じさせない、純粋に己の意思を述べてる感じがして良い。
くるり
くるり&小田和正 ばらの花
小田和正の声が凄すぎる。シンプル過ぎる伴奏なのがかえって小田和正のハモリやボーカルでの儚さが際立つ。奥田民生のカバーも良いがここまでシンプルでボーカル映えするアレンジはないだろう。ライブでの特別コラボみたいなもので盤になっていないのが惜しい。
以上。